(2024/08/16)
CREロジスティクスファンド投資法人が、第16期(2024年6月期)決算を発表した。 第16期における物件取得はなし。ロジスクエア狭山日高のテナント退去による減収、固都税の増加により、前期比4.8%減益。減価償却費の30%相当の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,654円と前期比4.3%減となった。 期末のポートフォリオは21物件、資産規模(取得額合計)は1,595億円、有利子負債比率は44.2%。 併せて「ロジスクエア久喜Ⅱ」を売却することを発表した。賃貸借残存期間が7.7年と賃料上昇を実現するには時間を要することから、含み益を実現することを目的に売却を決定した。売却額は24.9億円。3期に分割して売却する。 第17期(2024年12月期)は、ロジスクエア久喜Ⅱの共有持分30%を売却する。資産運用報酬や支払利息が増加するが、物件売却益169百万円が寄与し、前期比6.2%増益を見込む。減価償却費の20%相当の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,741円と前期比2.4%増となる見通し。 第18期(2025年6月期)は、ロジスクエア久喜Ⅱの共有持分37.5%を売却する。リーシング費用や支払利息が増加するが、売却益215百万円が寄与し、前期予想比1.2%増益を見込む。減価償却費の20%相当の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,782円となる見通し。 なお、ロジスクエア久喜Ⅱの共有持分残32.5%は、第19期(2025年12月期)に売却する予定。 またスポンサーであるシーアールイーが本投資法人の投資口(上限2,500口)を追加取得することを発表。これによりシーアールイーの保有投資口数は最大で25,050口、保有割合は4.0%へ上昇し、スポンサーのサポート姿勢をより明確化する。
第16期実績 | 第17期予想 | 前期比 | 第18期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 4,466百万円 | 4,655百万円 | 4.2% | 4,698百万円 | 0.9% |
当期利益 | 2,067百万円 | 2,195百万円 | 6.2% | 2,222百万円 | 1.2% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
3,294円 | 3,497円 | 6.2% | 3,540円 | 1.2% |
1口当たり利益超過分配金 | 360円 | 244円 | ▲32.2% | 242円 | ▲0.8% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
3,654円 | 3,741円 | 2.4% | 3,782円 | 1.1% |
<売却> | |||||
物件名称 | ロジスクエア久喜Ⅱ | ||||
所在地 | 埼玉県久喜市 | ||||
売却額 | 2,490百万円 | ||||
簿価(売却時想定) | 1,909百万円 | ||||
差額(売却額-簿価) | 581百万円 | ||||
売却日 | 2024年12月、2025年1月、2025年7月(計3回) | ||||
売却先 | 非開示 |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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