(2022/02/07)
三菱地所物流リート投資法人が、投資口の追加発行を行う。公募増資は1年ぶり。 発行口数は56,000口、オーバーアロットメントによる売出口数は2,800口。これにより発行後の投資口数は15%増の449,935口となる予定。 調達額は244億円を見込み、併せて発表した物件の取得資金に充当する。 取得する物件は、川崎港・東扇島に位置する「ロジポート川崎ベイ」の準共有持分45%と、圏央道相模原愛川ICより2キロに位置する「ロジクロス厚木Ⅱ」。2物件の取得額は計458.38億円。これにより取得後のポートフォリオ全体の規模は27%増の2,162億円となる。 これらに伴い第12期(2022年8月期)業績予想を修正。上記2物件の収益が寄与し、10月に公表した業績予想に対し21.8%増益を見込む。投資口数が増加するも、1口当たり利益分配金は5.9%増となる。減価償却費の30%相当の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は7,307円となる見通し。 併せて第13期(2023年2月期)業績予想を公表。水道光熱費や資産運用報酬が増加するが、投資口発行費用の減少により、前期予想比4.8%増益を見込む。減価償却費の30%相当の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は7,628円となる見通し。 なお、有利子負債比率は第12期末に35.6%、第13期末に35.0%程度と、第10期(2021年8月期)の32.7%より上昇する見込み。
<取得> | |||
物件名称 | ロジポート川崎ベイ(準共有持分45%) | ||
所在地 | 神奈川県川崎市川崎区東扇島 | ||
取得金額 | 36,000百万円 | ||
鑑定NOI利回り | 4.3% | ||
還元利回り | 3.8% | ||
竣工時期 | 2019年5月9日 | ||
取得日 | 2022年3月1日 | ||
売主 | 非開示 | ||
<取得> | |||
物件名称 | ロジクロス厚木Ⅱ | ||
所在地 | 神奈川県厚木市上依知谷戸坂上 | ||
取得金額 | 9,838百万円 | ||
鑑定NOI利回り | 4.4% | ||
還元利回り | 4.0% | ||
竣工時期 | 2019年7月10日 | ||
取得日 | 2022年3月1日 | ||
売主 | 非開示 | ||
第12期予想 | (修正前) | 増減率 | |
営業収益 | 6,198百万円 | 5,059百万円 | 22.5% |
当期利益 | 2,957百万円 | 2,429百万円 | 21.7% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
6,574円 | 6,210円 | 5.9% |
1口当たり利益超過分配金 | 733円 | 700円 | 4.7% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
7,307円 | 6,910円 | 5.7% |
第13期予想 | (第12期予想) | 増減率 | |
営業収益 | 6,224百万円 | 6,198百万円 | 0.4% |
当期利益 | 3,100百万円 | 2,957百万円 | 4.8% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
6,890円 | 6,574円 | 4.8% |
1口当たり利益超過分配金 | 738円 | 733円 | 0.7% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
7,628円 | 7,307円 | 4.4% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
---|---|---|
2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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