(2024/06/14)
積水ハウス・リート投資法人が、第19期(2024年4月期)決算を発表した。 第19期は、住宅を中心とした総合型REITへ転換することを発表し、ポートフォリオの構築方針を変更した。これに伴い物件入替えを推進し、「プライムメゾン湯島」等11物件を取得する一方、「ガーデンシティ品川御殿山」の一部等3物件を売却した。本町ガーデンシティ(ホテル部分)等の売却益6,853百万円を計上する一方、ガーデンシティ品川御殿山の売却損及び減損損失計8,232百万円の発生により、前期比33%減益。税会不一致に伴い一時差異等調整引当額4,223百万円を利益超過分配金として加算し、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は2,095円と前期比0.6%増となった。 期末のポートフォリオは131物件、資産規模(取得額合計)は5,293億円、有利子負債比率は45.5%。 第20期(2024年10月期)は、米国シアトルのタワーマンションを裏付資産とするSPCの出資証券と国内住宅1物件を取得、一方「ガーデンシティ品川御殿山」残持分等3物件を売却する。物件売却益7,829百万円が寄与し、前期比132%増益を見込む。前期の一時差異等調整引当額の戻し入れを行い、1口当たり分配金は1,749円となる見通し。 第21期(2025年4月期)は、「本町ガーデンシティ」のオフィス部分の残持分と「御殿山SHビル」の一部を売却する。海外SPCの配当収入、物件売却益5,250百万円計上するが、売却益の減少により、前期予想比15%減益を見込む。1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は2,252円となる見通し。 今後の目標として、住宅の投資比率を70%以上に引き上げ、資産規模6,000億円、1口当たり分配金1,800円(巡航ベースの1口当たり利益1,500円)を目指す。
第19期実績 | 第20期予想 | 前期比 | 第21期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 22,078百万円 | 21,444百万円 | ▲2.9% | 18,931百万円 | ▲11.7% |
当期利益 | 4,954百万円 | 11,527百万円 | 132.7% | 9,693百万円 | ▲15.9% |
分配金総額 (利益超過分配金含む) |
9,179百万円 | 7,663百万円 | ▲16.5% | 9,867百万円 | 28.8% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
1,131円 | 1,749円 | 54.6% | 2,213円 | 26.5% |
1口当たり利益超過分配金 | 964円 | 0円 | ▲100.0% | 39円 | - |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
2,095円 | 1,749円 | ▲16.5% | 2,252円 | 28.8% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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