(2018/12/14)
積水ハウス・リート投資法人が、第8期(2018年10月期)決算を発表した。 第8期は、積水ハウス・レジデンシャル投資法人と合併し、オフィスビルと住居を中心とした総合型REITに転換した。合併により113物件を承継、併せて6物件を取得、12物件を売却、更に「浜松プラザ」を売却した。これによる賃貸収益の増加や物件売却益、また合併に伴う負ののれん2,293百万円計上が寄与し、前期比182%増益。負ののれんのうち、1,556百万円を一時差異等調整積立金として内部留保、737百万円を分配金に加算し、1口当たり分配金は1,554円となった。 期末のポートフォリオは112物件、資産規模(取得額合計)は4,381億円、有利子負債比率は43.3%。 第9期(2019年4月期)は「エスティメゾン小倉」を取得。前期に売却した浜松プラザの賃貸収益がなくなる一方、前期の合併費用がなくなるため、経常利益ベースで前期比10%増益を見込む。一時差異等調整積立金より158百万円を取崩し、1口当たり分配金は1,537円となる見通し。 第10期(2019年10月期)は、エスティメゾン横浜の一括解約による賃貸収益の減少等により、前期予想比1.5%減益を見込む。一時差異等調整積立金より225百万円を取崩し、1口当たり分配金は1,532円となる見通し。 なお、有利子負債比率の上限を45%程度から50%程度へ引き上げ、引き続き1口当たり分配金1,600円台の早期達成を目指す。
第8期実績 | 第9期予想 | 前期比 | 第10期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 12,174百万円 | 12,120百万円 | ▲0.4% | 12,050百万円 | ▲0.6% |
経常利益 | 5,109百万円 | 5,624百万円 | 10.1% | 5,537百万円 | ▲1.5% |
当期利益 | 7,402百万円 | 5,624百万円 | ▲24.0% | 5,537百万円 | ▲1.5% |
分配金総額 | 5,846百万円 | 5,782百万円 | ▲1.1% | 5,763百万円 | ▲0.3% |
1口当たり分配金 | 1,554円 | 1,537円 | ▲1.1% | 1,532円 | ▲0.3% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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