(2018/06/15)
積水ハウス・リート投資法人が、第7期(平成30年4月期)決算を発表した。 第7期における物件取得はなし。前期に取得した物件の通期稼働により営業利益ベースでは増益となるが、融資関連費用の増加により、当期純利益は前期比0.2%減、1口当たり分配金は2,705円となった。 期末のポートフォリオは6物件、資産規模(取得額合計)は2,007億円、有利子負債比率は40.7%と、前期より変動なし。 第8期(平成30年10月期)は、積水ハウス・レジデンシャル投資法人(SHI)と合併し、オフィスと住居を中心とした総合型REITへ転換した。SHIよりレジデンス113物件を承継、併せて6物件を取得、12物件を売却し、資産規模(取得額合計)は4,408億円となった。更に今後浜松プラザを売却することを想定。 これに伴い5月1日に公表した業績予想を修正。負ののれんを23億円と試算し特別利益として計上、当期純利益は7,178百万円を見込む。受入資産の売却に伴い税会不一致788百万円が発生するが、負ののれんより880百万円を分配することにより、課税負担はない見込み。これにより分配金総額5,759百万円、1口当たり分配金は1,531円となる見通し。 なお、負ののれん残額1,418百万円は、一時差異等調整積立金に振替え、第9期(平成31年4月期)以降の税会不一致や分配金安定のために活用する。 第9期(平成31年4月期)は、前期に発生した合併費用がなくなるため、経常利益ベースで前期予想比14.9%増益を見込む。一時差異等調整積立金より139百万円を取崩し、1口当たり分配金は1,526円となる見通し。 今後の中期的な目標として、資産規模6,000億円、1口当たり分配金1,600円台を目指す。
第7期実績 | 第8期予想 | 前期比 | 第9期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 4,655百万円 | 12,136百万円 | 160.7% | 12,078百万円 | ▲0.5% |
当期利益 | 2,621百万円 | 7,178百万円 | 173.9% | 5,603百万円 | ▲21.9% |
分配金総額 | 2,621百万円 | 5,759百万円 | 119.7% | 5,740百万円 | ▲0.3% |
1口当たり分配金 | 2,705円 | 1,531円 | - | 1,526円 | ▲0.3% |
※第8期より投資口2分割 |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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