(2024/12/16)
星野リゾート・リート投資法人が、第23期(2024年10月期)決算を発表した。 第23期は、投資口の追加発行を行い、「OMO7大阪」を取得する一方、「界川治」を売却した。変動賃料算出期間は、売上連動物件が2023年4月~2024年3月、利益連動物件が2022年12月~2023年11月。労働力不足による稼働制限の影響を受け星野リゾート運営物件の変動賃料が伸び悩んだが、新規物件の収益が寄与し、前期比16.9%増益。投資口数が14.6%増加するも、1口当たり分配金は9,218円と1.9%増となった。 期末のポートフォリオは69物件、資産規模(取得額合計)は2,266億円、有利子負債比率は38.6%。 併せて「界ポロト」を取得することを発表した。物件は、北海道白老郡白老町にある、2021年10月竣工、2022年1月開業した温泉旅館。取得額は30.6億円。 第24期(2025年4月期)は、変動賃料算出期間が、売上連動物件が2023年10月~2024年9月、利益連動物件は2023年6月~2024年5月のため、星野リゾート運営物件は引き続き労働力不足の影響が残る。前期に取得した物件の通期稼働、変動賃料の増加により前期比増収となるが、固都税や減価償却費等の増加により、前期比1.4%減益を見込む。投資口2分割により、1口当たり分配金は4,610円(分割前換算9,220円)となる見通し。 第25期(2025年10月期)は、売上連動物件が2024年4月~2025年3月、利益連動物件が2023年12月~2024年11月。星野リゾート運営物件の労働力不足が解消、また外部運営物件の変動賃料増加により、前期予想比8.5%増益を見込み、1口当たり分配金は5,000円(分割前換算10,000円)となる見通し。 引き続き中期目標である資産規模3,000億円、星野リゾートグループの運営物件の投資比率50%超を目指す。
第23期実績 | 第24期予想 | 前期比 | 第25期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 7,496百万円 | 7,645百万円 | 2.0% | 8,041百万円 | 5.2% |
当期利益 | 2,734百万円 | 2,697百万円 | ▲1.4% | 2,925百万円 | 8.5% |
1口当たり分配金 | 9,218円 | 4,610円 | - | 5,000円 | 8.5% |
※第24期より投資口2分割 | |||||
<取得> | |||||
物件名称 | 界 ポロト | ||||
所在地 | 北海道白老郡白老町 | ||||
取得金額 | 3,060百万円 | ||||
鑑定NOI利回り | 5.4% | ||||
還元利回り | 4.7% | ||||
竣工時期 | 2021年10月1日 | ||||
取得日 | 2025年1月8日 | ||||
売主 | (株)白老ホテルマネジメント |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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