(2021/10/13)
GLP投資法人が、第19期(2021年8月期)決算を発表した。 第19期は、投資口の追加発行を行い「GLP座間」等物流施設4物件を取得する一方、「GLP桶川」を売却した。これによる賃貸収益及び物件売却益の増加により、前期比7.8%増益。投資口数が3.4%増加するも、1口当たり利益分配金は前期比4.2%増加。減価償却費の30%相当の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,048円となった。 期末のポートフォリオは86物件、資産規模(取得額合計)は7,880億円、有利子負債比率は44.1%。 第20期(2022年2月期)は、期中平均稼働率99.0%を想定する。前期に取得した物件が通期寄与するが、前期の物件売却益の反動減により、前期比6.3%減益を見込む。減価償却費の30%相当の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は2,748円となる見通し。 第21期(2022年8月期)は、契約更改予定の面積が大きいため、期中平均稼働率を97.0%と保守的に見積もる。固都税や支払利息の増加により、前期予想比1.9%減益を見込む。減価償却費の30%相当の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は2,703円となる見通し。 引き続きスポンサーのパイプラインを活用し、年間600億~800億円の外部成長を目指す。また容積未消化を活用し保有物件の再開発も検討する構え。
第19期実績 | 第20期予想 | 前期比 | 第21期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 23,855百万円 | 23,332百万円 | ▲2.2% | 23,286百万円 | ▲0.2% |
当期利益 | 11,761百万円 | 11,023百万円 | ▲6.3% | 10,810百万円 | ▲1.9% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
2,619円 | 2,454円 | ▲6.3% | 2,407円 | ▲1.9% |
1口当たり利益超過分配金 | 429円 | 294円 | ▲31.5% | 296円 | 0.7% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
3,048円 | 2,748円 | ▲9.8% | 2,703円 | ▲1.6% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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