(2024/10/15)
GLP投資法人が、第25期(2024年8月期)決算を発表した。 第25期は、「GLP加須Ⅱ」を取得する一方、「GLP船橋」「GLP藤前」を売却した。これによる賃貸収益や物件売却益の増加、GLP舞洲Ⅱの火災に伴う損害賠償金受取により、前期比10.2%増益。GLP習志野Ⅱの再開発に伴う利益減少の対応として一時的に利益超過分配を増額し、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,158円と前期比14.4%増となった。 期末のポートフォリオは90物件、資産規模(取得額合計)は8,916億円、有利子負債比率は44.6%。 併せて自己投資口の取得を行うことを発表した。自己投資口の取得の発表は約1年ぶり、2回目となる。取得する投資口数は上限100,000口(発行済投資口数の2.04%)、取得総額は上限130億円。取得した投資口は全て2025年2月28日に消却する予定。 第26期(2025年2月期)は、「GLP郡山Ⅰ」「GLP奈良」を売却する。前期の損害賠償金や太陽光発電設備収入が減少するが、物件売却益の増加や賃料増額改定により、前期比5.5%増益を見込む。GLP習志野Ⅱの再開発に伴い一時的利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,308円となる見通し。 第27期(2025年8月期)は、前期の物件売却益がなくなるため、前期予想比20%減益を見込む。GLP習志野Ⅱの再開発に伴い一時的利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は2,702円となる見通し。 なお、自己投資口の取得及び消却による影響は業績予想へ反映していない。 投資口価格が低迷しているなか、新たな経営指標を発表。資本効率性を示すDONAV(分配金総額/NAV)4.5%(現状は3.9%)を目標とする。これに伴い年間200億円程度の物件売却を行い、1口当たり分配金年間7,000円を目指す。
第25期実績 | 第26期予想 | 前期比 | 第27期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 27,448百万円 | 28,889百万円 | 5.2% | 25,920百万円 | ▲10.3% |
当期利益 | 14,003百万円 | 14,772百万円 | 5.5% | 11,802百万円 | ▲20.1% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
2,859円 | 3,016円 | 5.5% | 2,409円 | ▲20.1% |
1口当たり利益超過分配金 | 299円 | 292円 | ▲2.3% | 293円 | 0.3% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
3,158円 | 3,308円 | 4.7% | 2,702円 | ▲18.3% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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