(2025/04/14)
GLP投資法人が、第26期(2025年2月期)決算を発表した。 第26期は、「GLP郡山Ⅰ」と「GLP奈良」を売却した。これによる物件売却益3,265百万円が寄与し、前期比7.4%増益。物件売却益を全額分配、更に減価償却費の30%相当の継続的利益超過分配と、GLP習志野Ⅱの再開発に伴う利益減少分として一時利益超過分配を加算、また自己投資口の消却に伴う投資口数2%減少により、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,434円と前期比8.7%増となった。 期末のポートフォリオは88物件、資産規模(取得額合計)は8,851億円、有利子負債比率は45.2%。 第27期(2025年8月期)は、前期に公表した新たな経営指標に基づき、継続的に年間200億円の物件売却を行う方針から、期中の物件売却を想定し、物件売却益2,599百万円計上を織り込む。物件売却益の減少により、前期比5.6%減益を見込む。利益超過分配金を加算し、1口当たり分配金は3,255円となる見通し。 なお、スポンサーであるGLPキャピタルパートナーズグループが、3月に米投資会社のアレス・マネジメント・コーポレーションの傘下となったが、本投資法人の運用方針や資産運用会社の運用体制に変更はなし。 第28期(2026年2月期)も、同様に物件売却益2,449百万円計上を想定する。物件売却益の減少、支払利息等の増加により、前期予想比5.3%減益を見込む。利益超過分配金を加算し、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,100円となる見通し。 前期に発表した新たな経営指標であるDONAV(分配金総額/NAV)は第26期に4.3%と前期の3.9%から+0.4%改善した。引き続き目標である4.5%を目指す。分配金目標の年間7,000円を当初より前倒しで2025年中に達成する見込み。
第26期実績 | 第27期予想 | 前期比 | 第28期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 29,077百万円 | 28,625百万円 | ▲1.6% | 27,729百万円 | ▲3.1% |
当期利益 | 15,045百万円 | 14,196百万円 | ▲5.6% | 13,443百万円 | ▲5.3% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
3,136円 | 2,958円 | ▲5.7% | 2,802円 | ▲5.3% |
1口当たり利益超過分配金 | 298円 | 297円 | ▲0.3% | 298円 | 0.3% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
3,434円 | 3,255円 | ▲5.2% | 3,100円 | ▲4.8% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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