(2023/07/19)
アクティビア・プロパティーズ投資法人が、第23期(2023年5月期)決算を発表した。 第23期は、「霞ヶ関東急ビル」「A-FLAG西心斎橋」を取得する一方、「東急プラザ銀座」の底地、「ルオーゴ汐留」の一部を売却した。また課題であったオフィスの期末稼働率は95.6%と前期より+3.8ポイントと大きく改善した。商業施設とホテルの歩合賃料や物件売却益2,388百万円が寄与し、前期比12.7%増益。841百万円を内部留保する一方、自己投資口の取得により投資口数0.6%減少により、1口当たり分配金は9,875円と前期比6.2%増となった。 期末のポートフォリオは47物件、資産規模(取得額合計)は5,484億円、有利子負債比率は46.9%。 第24期(2023年11月期)は、「ルオーゴ汐留」の残持分を売却し、売却益2,261百万円を計上する。売却益の減少、修繕費の増加により、前期比6.4%減益を見込む。768百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は9,300円と前期比5.8%減となる見通し。 第25期(2024年5月期)は、前期の物件売却益がなくなるため、前期予想比21.8%減益を見込む。内部留保より1,035百万円を取崩し、1口当たり分配金は9,300円を維持する見通し。 引き続きポートフォリオの収益改善を目的に物件入替えを検討する。また当面の分配金下限目標9,300円を維持する方針。
第23期実績 | 第24期予想 | 前期比 | 第25期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 17,482百万円 | 17,260百万円 | ▲1.3% | 15,071百万円 | ▲12.7% |
当期利益 | 8,843百万円 | 8,278百万円 | ▲6.4% | 6,473百万円 | ▲21.8% |
分配金総額 | 7,973百万円 | 7,509百万円 | ▲5.8% | 7,508百万円 | ▲0.0% |
1口当たり分配金 | 9,875円 | 9,300円 | ▲5.8% | 9,300円 | 0.0% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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