(2025/07/16)
アクティビア・プロパティーズ投資法人が、第27期(2025年5月期)決算を発表した。 第27期は、匿名組合出資持分2件を取得。修繕費や支払利息が増加したが、テナント入替えに伴う賃料増額、ホテルの歩合賃料が寄与し、前期比2.5%増益。第27期以降分配金下限目標を引き下げたため、内部留保の取崩しを行わず、1口当たり分配金は8,731円と前期比6.1%減となった。 期末のポートフォリオは45物件、資産規模(取得額合計)は5,418億円、有利子負債比率は47.3%。 第28期(2025年11月期)は、支払利息が増加するが、ホテルの歩合賃料や、東急プラザ表参道「オモカド」のテナント入替えに伴う一時収入が寄与し、前期比3.1%増益を見込む。投資口3分割により、1口当たり分配金は3,000円(分割前換算9,000円)となる見通し。 第29期(2026年5月期)は、ホテルの歩合賃料が減少、前期に発生した一時収入がなくなるため、前期予想比3.2%減益を見込むが、内部留保の取崩し(又は物件売却を行う場合は物件益計上)により、1口当たり分配金は3,000円と前期予想と同額となる見通し。 目標であった1口当たり当期利益(売却益を除く)8,700円(分割後換算2,900円)を一年半前倒しで達成。今後は第35期(2029年5月期)までの4年間を更なる成長フェーズと捉え、NOIの増加により1口当たり当期利益(売却益を除く)年平均成長率2%以上を目指す。更に4年間を目処にポートフォリオの10%程度の物件入替えを行い、売却益の分配により、1口当たり分配金毎期1%以上の累進配当を目標とする。
第27期実績 | 第28期予想 | 前期比 | 第29期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 15,881百万円 | 16,436百万円 | 3.5% | 15,921百万円 | ▲3.1% |
当期利益 | 6,914百万円 | 7,129百万円 | 3.1% | 6,898百万円 | ▲3.2% |
分配金総額 | 6,915百万円 | 7,129百万円 | 3.1% | 7,129百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 | 8,731円 | 3,000円 | - | 3,000円 | 0.0% |
※第28期より投資口3分割 |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
1 | 日本ホテル&レジデンシャル | +0.92% |
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2 | 大和証券オフィス | +0.45% |
3 | イオンリート | +0.31% |
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