(2023/01/17)
アクティビア・プロパティーズ投資法人が、第22期(2022年11月期)決算を発表した。 第22期は、「A-FLAG北心斎橋」と「ルオーゴ汐留」の一部を売却した。汐留ビルディングとA-PLACE品川東の大口テナント退去により、オフィスの稼働率は91.8%と前期より5.2ポイント低下した。これにより賃貸収入は減少したが、物件売却益967百万円や解約違約金収入が寄与し、前期比1.5%増益。売却益のうち344百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は9,300円と前期より2.2%減となった。 期末のポートフォリオは46物件、資産規模(取得額合計)は5,424億円、有利子負債比率は46.4%。 第23期(2023年5月期)は、「A-FLAG西心斎橋」を取得、「ルオーゴ汐留」の一部を追加売却する。オフィスの稼働率は93.1%と前期より改善するが、当初想定より回復が遅れる見込み。新規物件の収益や売却益の増加により、前期比0.3%増益を見込む。物件売却益の一部を内部留保とし、1口当たり分配金は9,350円と前期より0.5%増となる見通し。 第24期(2023年11月期)は、「ルオーゴ汐留」の残持分を売却する。汐留ビルディングの稼働回復により、オフィスの稼働率は95.7%と前期予想より2.6ポイント改善する想定。売却益の増加により、前期予想比5.2%増益を見込む。物件売却益の一部を内部留保とし、1口当たり分配金は9,300円となる見通し。 物件売却益の内部留保により、第24期末の内部留保残高は13億円(1口当たり1,640円)に積み上がる。内部留保を活用し、当面の分配金下限目標9,300円を維持する方針。 当面はオフィスのリーシングを優先し早期の稼働回復を目指すとともに、引き続き物件入替えによる収益向上も図る。
第22期実績 | 第23期予想 | 前期比 | 第24期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 16,178百万円 | 16,149百万円 | ▲0.2% | 17,172百万円 | 6.3% |
当期利益 | 7,844百万円 | 7,865百万円 | 0.3% | 8,277百万円 | 5.2% |
分配金総額 | 7,556百万円 | 7,597百万円 | 0.5% | 7,557百万円 | ▲0.5% |
1口当たり分配金 | 9,300円 | 9,350円 | 0.5% | 9,300円 | ▲0.5% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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