(2019/09/12)
ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人が、第15期(2019年7月期)決算を発表した。 第15期は、投資口の追加発行を行い「ツクイサンシャイン町田」等、ヘルスケア施設3物件、賃貸住宅3物件を取得する一方、「KDXレジデンス新大阪」を売却した。これによる賃貸収益の増加、物件売却益203百万円が寄与し、前期比4%増益。物件売却益のうち一部を内部留保する一方、一時差異等調整積立金より20百万円を取崩し、投資口数が4.4%増加するも、1口当たり分配金は4,063円と前期を僅かに上回った。 期末のポートフォリオは143物件、資産規模(取得額合計)は2,332億円、有利子負債比率は49.4%。 併せて、賃貸住宅3物件を取得することを発表。3物件の取得額は計48.15億円。 これに伴い第16期(2020年1月期)は、3物件のうち「KDXレジデンス西船橋」の収益が寄与する一方、前期の物件売却益がなくなるため、前期比6.4%減益を見込む。一時差異等調整積立金及び物件売却益の内部留保を一部取崩し、1口当たり分配金は4,064円と前期と同水準を見込む。 第17期(2020年7月期)は、2物件取得により、前期予想比0.1%増益を見込む。一時差異等調整積立金及び物件売却益の内部留保を一部取崩し、1口当たり分配金は4,065円となる見通し。 また資産運用会社のガイドラインを変更し、保育施設も投資対象に追加する。幼稚園、幼保連携型認定こども園、保育所等を、底地と併せてポートフォリオの10%以下の範囲で組み入れる方針。
第15期実績 | 第16期予想 | 前期比 | 第17期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 8,136百万円 | 7,953百万円 | ▲2.2% | 8,067百万円 | 1.4% |
当期利益 | 3,741百万円 | 3,500百万円 | ▲6.4% | 3,504百万円 | 0.1% |
分配金総額 | 3,687百万円 | 3,687百万円 | 0.0% | 3,688百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 | 4,063円 | 4,064円 | 0.0% | 4,065円 | 0.0% |
<取得> | |||||
物件名称 | 所在地 | 取得金額 | 還元利回り | 売主 | |
KDXレジデンス西船橋 | 千葉県船橋市 | 975百万円 | 4.40% | 非開示 | |
KDXレジデンス幡ヶ谷 | 東京都渋谷区 | 2,500百万円 | 4.00% | (株)サンケイビル | |
KDXレジデンス仙台駅東 | 宮城県仙台市宮城野区 | 1,340百万円 | 4.60% | (株)フージャースアセットマネジメント | |
合計 | 4,815百万円 |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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