(2024/03/14)
アドバンス・レジデンス投資法人が、第27期(2024年1月期)決算を発表した。 第27期は、投資口の追加発行を行い、「レジディア品川シーサイド」等7物件を取得する一方、「レジディア麻布台」の残持分を売却した。ポートフォリオ全体の期中平均稼働率は96.7%と前期より0.2ポイント上昇、またテナント入替時の賃料変動率も+5.0%と前期より1.0ポイントの上昇。新規物件の収益が寄与し、前期比1.1%増益となった。差引き424百万円を内部留保及び一時差異等調整積立金より取崩し、投資口数が3.5%増加するも、1口当たり分配金は5,900円と0.9%増となった。 期末のポートフォリオは283物件、資産規模(取得額合計)は4,819億円、有利子負債比率は47.3%。 第28期(2024年7月期)は、「東京・スチューデントハウス武蔵小杉」等5物件を取得する一方、「レジディア文京本郷Ⅳ」を売却する。賃貸収益は増加するが、物件売却益の減少、修繕費の増加等により、前期比4.2%減益を見込む。差引き767百万円を内部留保及び一時差異等調整積立金より取崩し、1口当たり分配金は5,905円と前期を上回る見通し。期末有利子負債比率は48.5%を想定。 第29期(2025年1月期)は、前期の物件売却益がなくなるため、前期予想比6.4%減益を見込む。内部留保及び一時差異等調整積立金より計1,265百万円を取崩し、1口当たり分配金は5,910円となる見通し。期末有利子負債比率は48.6%を想定。 引き続き専有部のリノベーション工事を推進し賃料増額を図る。
第27期実績 | 第28期予想 | 前期比 | 第29期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 18,689百万円 | 18,685百万円 | ▲0.0% | 18,297百万円 | ▲2.1% |
当期利益 | 8,029百万円 | 7,695百万円 | ▲4.2% | 7,202百万円 | ▲6.4% |
分配金総額 | 8,454百万円 | 8,461百万円 | 0.1% | 8,469百万円 | 0.1% |
1口当たり分配金 | 5,900円 | 5,905円 | 0.1% | 5,910円 | 0.1% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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