(2023/12/15)
スターツプロシード投資法人が、第36期(2023年10月期)決算を発表した。 第36期は、「プロシード西大路」を取得した。ポートフォリオ全体の期中平均稼働率は96.8%と前期より0.2ポイント上昇。前期の物件売却益の反動減、前期に売却した物件の収入減、資産運用報酬の増加等により、前期比13.9%減益。内部留保より99百万円を取崩すも、1口当たり分配金は4,664円と前期比17.7%減となった。 期末のポートフォリオは108物件、資産規模(取得額合計)は1,016億円、有利子負債比率は51.1%。 第37期(2024年4月期)は、ポートフォリオ全体の期中平均稼働率は96.5%と前期より0.3ポイント低下する想定だが、賃貸収入の増加、修繕費の減少等により、前期比0.1%増益を見込む。なお、スポンサーのスターツグループは公共施設の再開発に積極的に取り組んでおり、パイプラインに借地権付建物が多いため、取得額に対する減価償却費割合が高くなる。この特性を活用し、第37期より毎期継続的に利益超過分配を行う。1口当たり331円の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は4,650円となる見通し。 第38期(2024年10月期)は、ポートフォリオ全体の期中平均稼働率96.0%と前期予想より0.5ポイント低下する想定だが、当期利益は前期予想と同水準を見込む。1口当たり331円の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は4,650円となる見通し。 引き続き物件入替えによってポートフォリオの質向上を図りながら、スターツグループのパイプラインを活用し、資産規模1,500億円を目指す。
第36期実績 | 第37期予想 | 前期比 | 第38期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 3,532百万円 | 3,548百万円 | 0.5% | 3,530百万円 | ▲0.5% |
当期利益 | 1,218百万円 | 1,220百万円 | 0.2% | 1,220百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金を含まない) |
4,664円 | 4,319円 | ▲7.4% | 4,319円 | 0.0% |
1口当たり 利益超過分配金 |
0円 | 331円 | - | 331円 | 0.0% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金を含む) |
4,664円 | 4,650円 | ▲0.3% | 4,650円 | 0.0% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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