(2020/01/23)
阪急阪神リート投資法人が、第29期(2019年11月期)決算を発表した。 第29期における物件取得はなし。ポートフォリオの11%を占める汐留イーストサイドビルで大口テナントが退去し、期末の稼働率は63.5%に低下。前期に取得した物件の通期稼働、スフィアタワー天王洲の稼働率上昇、修繕費の減少により、NOIは増加したが、前期に計上したららぽーと甲子園の売却益がなくなったため、前期比1.1%減益、1口当たり分配金は3,176円となった。 期末のポートフォリオは30物件、資産規模(取得額合計)は1,693億円、有利子負債比率は43.6%。 第30期(2020年5月期)は、汐留イーストサイドビルの稼働率回復、上六ビルディングの原状回復費収入が寄与するが、仲介手数料や修繕費等の増加により、前期比0.2%減益を見込み、1口当たり分配金は3,170円となる見通し。 第31期(2020年11月期)は、汐留イーストサイドビルの賃料大幅増額により増収となるが、原状回復費収入の減少、修繕費の増加等により、前期比1.6%減益を見込み、1口当たり分配金は3,120円となる見通し。
第29期実績 | 第30期予想 | 前期比 | 第31期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 5,955百万円 | 5,962百万円 | 0.1% | 6,044百万円 | 1.4% |
当期利益 | 2,207百万円 | 2,203百万円 | ▲0.2% | 2,169百万円 | ▲1.5% |
1口当たり分配金 | 3,176円 | 3,170円 | ▲0.2% | 3,120円 | ▲1.6% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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