(2025/07/17)
阪急阪神リート投資法人が、第40期(2025年5月期)決算を発表した。 第40期は、「イオンモール猪名川」等2物件を取得する一方、「汐留イーストサイドビル」の80%を売却した。大阪の都市型商業施設の賃貸収入増加や売却益293百万円が寄与し、前期比11%増益。127百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は3,319円と前期比5.2%増となった。なお、期中に3Dインベストメント・パートナーズによるTOBがあったが不成立となった。 期末のポートフォリオは37物件、資産規模(取得額合計)は1,787億円、有利子負債比率は47.5%。 第41期(2025年11月期)は、「汐留イーストサイドビル」の残り20%を売却する。前期に取得した物件が通期寄与するが、売却益の減少や修繕費の増加により、前期比6.1%減益を見込む。内部留保より6百万円を取崩し、1口当たり分配金は3,300円と前期比0.6%減となる見通し。 第42期(2026年5月期)は、前期の物件売却益がなくなるため、前期予想比4.1%減益を見込む。内部留保より31百万円を取崩し、1口当たり分配金は3,200円となる見通し。 引き続き、スポンサーである阪急阪神グループとの連携を強化し、目標である2027年頃までに1口当たり分配金3,300円の前倒し到達を目指す。
第40期実績 | 第41期予想 | 前期比 | 第42期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 6,417百万円 | 6,437百万円 | 0.3% | 6,247百万円 | ▲3.0% |
当期利益 | 2,435百万円 | 2,287百万円 | ▲6.1% | 2,192百万円 | ▲4.2% |
分配金総額 | 2,307百万円 | 2,294百万円 | ▲0.6% | 2,224百万円 | ▲3.1% |
1口当たり分配金 | 3,319円 | 3,300円 | ▲0.6% | 3,200円 | ▲3.0% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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