(2020/03/13)
日本ロジスティクスファンド投資法人が、第29期(2020年1月期)決算を発表した。 第29期は「藤沢物流センター」「八千代物流センターⅢ」を取得。これによる賃貸収益の増加、既存物件のテナント入居等が寄与し、前期比7.1%増益。1口当たり分配金は5,034円となった。 期末のポートフォリオは50物件、資産規模(取得額合計)は2,782億円、有利子負債比率は45.4%。 併せて「多治見物流センター」「八千代物流センターⅢ」を売却することを発表した。2物件の売却額は計176億円。2物件ともに将来的な収益低下リスク、近隣マーケットに対する競争力低下リスクを懸念する一方、売却益を獲得できることから売却を決定した。 第30期(2020年7月期)は、前倒しで修繕工事を行い修繕費が増加する一方、2物件の売却益57.76億円が寄与し、前期比115%増益を見込む。売却益のうち980百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は9,750円と前期比93.7%増となる見通し。物件売却代金を借入金の返済に充当し、有利子負債比率は43.2%を見込む。 第31期(2021年1月期)は、第30期の売却益がなくなるため、前期予想比58%減益を見込む。内部留保より240百万円を取崩し、1口当たり分配金は4,800円となる見通し。 引き続き、中期目標である1口当たり分配金5,000円を目指す。
第29期実績 | 第30期予想 | 前期比 | 第31期予想 | 前期比 | ||
営業収益 | 9,682百万円 | 15,075百万円 | 55.7% | 8,904百万円 | ▲40.9% | |
当期利益 | 4,555百万円 | 9,805百万円 | 115.3% | 4,110百万円 | ▲58.1% | |
分配金総額 | 4,556百万円 | 8,825百万円 | 93.7% | 4,350百万円 | ▲50.7% | |
1口当たり分配金 | 5,034円 | 9,750円 | 93.7% | 4,800円 | ▲50.8% | |
<売却> | ||||||
物件名称 | 所在地 | 売却額 | 簿価 | 差額 (売却額-簿価) |
売却先 | |
多治見物流センター | 岐阜県多治見市 | 13,900百万円 | 8,344百万円 | 5,556百万円 | 多治見特定目的会社 | |
八千代物流センターⅢ | 千葉県八千代市 | 3,700百万円 | 3,325百万円 | 375百万円 | 八千代東特定目的会社 | |
合計 | 17,600百万円 | 11,669百万円 | 5,931百万円 |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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