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森トラストリート投資法人が第42期決算を発表、1口当たり実績分配金は2,545円

(2023/04/20)

森トラストリート投資法人が、第42期(2023年2月期)決算を発表した。 決算期変更に伴い、第42期の運用期間は2022年10月~2023年2月の5ヶ月間。「仙台MTビル」の一部を取得、「新橋駅前MTRビル」の一部を売却した。旗艦物件である東京汐留ビルディングのエンドテナントの期末稼働率が70.8%と前期より4.3ポイント上昇。運用期間が5ヶ月間のため、賃貸収益は減少したが、物件売却益1,430百万円が寄与し、前期比8.5%増益。254百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は2,545円となった。 期末のポートフォリオは17物件、資産規模(取得額合計)は3,239億円、有利子負債比率は47.3%。 第43期(2023年8月期)は、森トラスト・ホテルリート投資法人と合併し、ホテル5物件を承継、「神谷町トラストタワー」等2物件を追加取得、「新橋駅前MTRビル」を追加売却する。東京汐留ビルディングの期末稼働率は95.8%と大幅改善する想定。合併関連費用が発生するが、合併や新規取得に伴う賃貸収入の増加を反映し、前期比56%増益を見込む。なお、合併に伴い正ののれん629百万円が発生する。のれんは20年間毎期償却する予定。投資口2分割により、1口当たり分配金は1,584円となる見通し。 第44期(2024年2月期)は、「仙台MTビル」の残持分を追加取得、「新橋駅前MTRビル」残持分を売却する。前期の合併関連費用がなくなることやオフィスの賃貸収入の増加により、前期予想比7.0%増益を見込む。物件売却益より338百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は1,600円となる見通し。 第45期(2024年8月期)以降は、オフィス・ホテルの回復に伴う内部成長と、スポンサー活用や物件入替えによる外部成長で、分配金の成長を目指す意向。

           
  第42期実績 第43期予想 前期比 第44期予想 前期比
営業収益 7,258百万円 11,609百万円 59.9% 11,652百万円 0.4%
当期利益 3,614百万円 5,637百万円 56.0% 6,032百万円 7.0%
分配金総額 3,359百万円 5,639百万円 67.9% 5,696百万円 1.0%
1口当たり分配金 2,545円 1,584円 - 1,600円 1.0%

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