(2016/03/15)
東急リアル・エステート投資法人が第25期(平成28年1月期)決算を発表した。第25期は「TOKYU REIT第2新宿ビル」を取得。既存物件の賃料増額改定が寄与し、前期比7.3%増益、1口当たり分配金は2,631円となった。期末のポートフォリオは30物件、資産規模(取得額合計)は2,248億円、有利子負債比率は43.5%。なお、第25期以降を物件の売却期と認識し、物件入替えによりポートフォリオの規模と1口当たり当期利益の維持向上を目指す意向。これに伴い、第26期(平成28年7月期)は、3月に「東急番町ビル」を取得する一方、「東急鷺沼ビル」を売却、更に期中にもう1棟売却を予定する。東急番町ビルの賃貸収益、東急鷺沼ビルの売却益2,344百万円を計上する一方、世田谷ビジネススクエアの大口テナント退去及びもう1棟の物件売却損1,839百万円により、これらを相殺して前期比11.1%増益を見込む。売却益のうち285百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は2,630円となる見通し。第27期(平成29年1月期)は「第2東急鷺沼ビル」売却により売却益539百円を計上するが、売却した物件等の賃貸収益の減少により、前期予想比0.3%減益を見込む。物件売却益より276百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は2,630円となる見通し。
第25期実績 | 第26期予想 | 前期比 | 第27期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 7,289百万円 | 9,516百万円 | 30.6% | 7,484百万円 | ▲21.4% |
当期利益 | 2,571百万円 | 2,857百万円 | 11.1% | 2,847百万円 | ▲0.4% |
分配金総額 | 2,572百万円 | 2,572百万円 | 0.0% | 2,571百万円 | ▲0.0% |
1口当たり分配金 | 2,631円 | 2,630円 | ▲0.0% | 2,630円 | 0.0% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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