(2023/11/16)
ジャパンリアルエステイト投資法人が、第44期(2023年9月期)決算を発表した。 第44期は、投資口の追加発行を行い、「フォーキャスト堺筋本町」を取得する一方、「晴海フロント」を追加売却した。ポートフォリオ全体の期末稼働率は、晴海フロントの主要テナント退去の影響を受け95.0%と前期より0.5ポイント低下した(但し、売却予定の晴海フロントを除くと96.5%)。物件入替えによる賃貸収益の増加、物件売却益の増加が寄与し、前期比5.7%増益。投資口数が2.7%増加するも、1口当たり分配金は12,000円と2.9%増となった。 期末のポートフォリオは77物件、資産規模(取得額合計)は1兆1,335億円、有利子負債比率は42.6%。 第45期(2024年3月期)は、「シーバンスS棟」を取得する一方、「晴海フロント」の残持分を売却する。ポートフォリオ全体の期末稼働率は96.5%を想定する。修繕費が増加するが、既存物件の増収や物件売却益の増加により、前期比4.6%増益を見込む。売却益のうち1,200百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は11,700円と前期比2.5%減となる見通し。 第46期(2024年9月期)は、賃貸収益が増加、修繕費が減少するが、前期の物件売却益がなくなるため、前期予想比20.6%減益を見込む。1,900百万円を取り崩すも、1口当たり分配金は11,300円と前期予想比3.4%減となる見通し。 引き続き物件売却の好機を活用し物件入替えを検討する。
第44期実績 | 第45期予想 | 前期比 | 第46期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 38,627百万円 | 41,300百万円 | 6.9% | 34,980百万円 | ▲15.3% |
当期利益 | 17,075百万円 | 17,850百万円 | 4.5% | 14,170百万円 | ▲20.6% |
分配金総額 | 17,074百万円 | 16,650百万円 | ▲2.5% | 16,080百万円 | ▲3.4% |
1口当たり分配金 | 12,000円 | 11,700円 | ▲2.5% | 11,300円 | ▲3.4% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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