(2022/03/16)
スターアジア不動産投資法人が、第12期(2022年1月期)決算を発表した。 第12期は、投資口の追加発行を行い、「OHAビル」等7物件を取得、メザニンローン債権1件を取得した。オフィスやシングルタイプの住宅の稼働低下により、ポートフォリオ全体の稼働率は8月末の95.9%を底として期末は96.7%まで改善した。ファイナンス費用が増加したが、新規物件の収益や解約違約金収入が寄与し、前期比4.6%増益。内部留保及び一時差異等調整積立金より計127百万円を取崩し、投資口数が6.9%増加するも、1口当たり分配金は1,478円と1.1%増となった。 期末のポートフォリオは60物件、資産規模(取得額合計)は1,796億円、有利子負債比率は46.4%。 第13期(2022年7月期)は、前期に取得した物件の通期寄与するが、解約違約金収入や匿名組合分配金の減少、固都税やリーシング費用の増加により、前期比0.7%減益を見込む。内部留保及び一時差異等調整積立金より計140百万円を取崩し、1口当たり分配金は1,476円となる見通し。 第14期(2023年1月期)は、オフィスや住宅の稼働率上昇に伴い賃貸収益が増加し、前期予想比2.1%増益を見込む。一時差異等調整積立金より88百万円を取崩し、1口当たり分配金は1,476円と前期予想と同額となる見通し。 第12期末時点の1口当たり巡航分配金1,476円を分配金水準の下限に設定し、引き続き中期目標である資産規模3,000億円、1口当たり分配金1,600円の2026年度達成を目指す。
第12期実績 | 第13期予想 | 前期比 | 第14期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 5,960百万円 | 5,923百万円 | ▲0.6% | 5,995百万円 | 1.2% |
当期利益 | 2,516百万円 | 2,499百万円 | ▲0.7% | 2,552百万円 | 2.1% |
分配金総額 | 2,644百万円 | 2,641百万円 | ▲0.1% | 2,641百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 | 1,478円 | 1,476円 | ▲0.1% | 1,476円 | 0.0% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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