(2021/09/14)
スターアジア不動産投資法人が、第11期(2021年7月期)決算を発表した。 第11期における物件取得はなし。オフィスやシングルタイプの住宅の稼働率の低下、前期の物件売却益がなくなったことにより、経常利益ベースで前期比17.3%減益。48百万円を内部留保する一方、一時差異等調整積立金より88百万円を取崩し、1口当たり分配金は1,462円と前期比12.8%減となった。 期末のポートフォリオは53物件、資産規模(取得額合計)は1,667億円、有利子負債比率は46.0%。 第12期(2022年1月期)は、投資口の追加発行を行い「OHAビル」等7物件を取得。既存物件の減収やリファイナンス費用の増加を見込む一方、新規物件が寄与し、前期比0.2%増益を想定。一時差異等調整積立金及び内部留保より計190百万円を取崩すが、投資口数6.9%増加により、1口当たり分配金は1,455円と前期比0.5%減となる見通し。 第13期(2022年7月期)は、新規物件の通期稼働や、リファイナンス費用の減少により、前期予想比5.9%増益を見込む。一時差異等調整積立金より88百万円を取崩し、1口当たり分配金は1,476円となる見通し。 第13期以降コロナ禍の影響が続くまでの間、1口当たり分配金の下限を1,476円に設定し、分配金を維持する姿勢を示す。 引き続き中期目標である資産規模3,000億円、1口当たり分配金1,600円を目指す。
第11期実績 | 第12期予想 | 前期比 | 第13期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 5,560百万円 | 5,898百万円 | 6.1% | 5,955百万円 | 1.0% |
当期利益 | 2,407百万円 | 2,411百万円 | 0.2% | 2,553百万円 | 5.9% |
分配金総額 | 2,447百万円 | 2,603百万円 | 6.4% | 2,641百万円 | 1.5% |
1口当たり分配金 | 1,462円 | 1,455円 | ▲0.5% | 1,476円 | 1.4% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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