(2021/08/02)
スターアジア不動産投資法人が、投資口の追加発行を行う。公募増資は3年ぶりで、2020年3月の合併後初めて。3月に提示した2026年までの中期目標である資産規模3,000億円、1口当たり分配金1,600円へ向けた第一段階となる。 発行口数は115,000口、オーバーアロットメントによる売出口数は16,743口。これにより発行後の投資口数は6.9%増の1,789,389口となる予定。 調達額は67億円を見込み、併せて発表した物件の取得資金に充当する。 取得する物件は、「OHAビル」等オフィスビル2物件、商業施設1物件、住宅4物件の計7物件、取得額は計129.65億円。取得後のポートフォリオ全体の規模は7.7%増の1,796億円となる。 これらに伴い第12期(2022年1月期)業績予想を修正。新規7物件の収益が寄与し、3月に公表した業績予想に対し4.4%増益を見込む。投資口数が増加する一方、内部留保取崩額を125百万円から190百万円に増額することにより、1口当たり分配金は1,455円と変更なし。 併せて第13期(2022年7月期)業績予想を公表した。固都税が増加する一方、新規7物件の通期稼働、支払利息等の減少により、前期予想比5.9%増益を見込む。一時差異等調整積立金より88百万円を取崩し、1口当たり分配金は1,476円となる見通し。 なお、増資及び物件取得後の有利子負債比率は46.2%と、第10期(2021年1月期)末の45.9%より上昇する見込み。
<取得> | |||||
物件名称 | 所在地 | 取得金額 | 還元利回り | 竣工時期 | 売主 |
OHAビル(オフィス) | 東京都立川市 | 1,804百万円 | 4.50% | 1990年5月30日 | 合同会社SAPR7 |
アーバンセンター博多(オフィス) | 福岡県福岡市 | 2,870百万円 | 4.10% | 2020年8月27日 | スターアジア総合開発(株) |
バグース池袋西口(商業施設) | 東京都豊島区 | 2,984百万円 | 3.60% | 1992年11月20日 | 合同会社Contender |
アーバンパーク両国(住宅) | 東京都墨田区 | 1,115百万円 | 4.00% | 1997年10月31日 | 清水総合開発(株) |
アーバンパーク溝の口(住宅) | 神奈川県川崎市 | 2,019百万円 | 4.40% | 1988年8月23日 | 非開示 |
アーバンパーク宮前平(住宅) | 神奈川県川崎市 | 1,060百万円 | 4.20% | 2021年6月10日 | スターアジア総合開発(株) |
アーバンパーク鶴見(住宅) | 神奈川県横浜市 | 1,113百万円 | 4.50% | 1994年2月17日 | (株)エー・ディー・ワークス |
合計 | 12,965百万円 | ||||
第12期予想 | (修正前) | 増減率 | |||
営業収益 | 5,898百万円 | 5,565百万円 | 6.0% | ||
当期利益 | 2,411百万円 | 2,311百万円 | 4.3% | ||
分配金総額 | 2,603百万円 | 2,346百万円 | 11.0% | ||
1口当たり分配金 | 1,455円 | 1,455円 | 0.0% | ||
第13期予想 | (第12期予想) | 増減率 | |||
営業収益 | 5,955百万円 | 5,898百万円 | 1.0% | ||
当期利益 | 2,553百万円 | 2,411百万円 | 5.9% | ||
分配金総額 | 2,641百万円 | 2,603百万円 | 1.5% | ||
1口当たり分配金 | 1,476円 | 1,455円 | 1.4% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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