(2023/09/14)
サムティ・レジデンシャル投資法人が、第16期(2023年7月期)決算を発表した。 第16期は、「S-RESIDENCE勝川駅前」等住宅4物件を取得する一方、「S-FORT熊本船場」等4物件を売却した。ポートフォリオの期中平均稼働率は96.9%と前期より0.5ポイント上昇した。リーシング費用や修繕費が増加するも、物件売却益257百万円が寄与し、前期比5.8%増益。減価償却費の17.3%の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は2,788円と前期比1.3%増となった。 期末のポートフォリオは178物件、資産規模(取得額合計)は1,627億円、有利子負債比率は49.7%。 第17期(2024年1月期)は、「S-FORT葵」等2物件を売却する。物件売却益の増加、リーシング費用や修繕費等の減少により、前期比3.4%増益を見込む。減価償却費の13%相当の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は2,820円と1.1%増となる見通し。 第18期(2024年7月期)は、前期の物件売却益がなくなるため、前期予想比16.9%減益を見込む。減価償却費の22.7%相当の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は2,500円と前期予想比11.3%減となる見通し。 今後も物件入替えによる売却益を活用し分配金を安定させながら、中期目標である資産規模2,000億円を目指す。
第16期実績 | 第17期予想 | 前期比 | 第18期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 5,822百万円 | 5,788百万円 | ▲0.6% | 5,517百万円 | ▲4.7% |
当期利益 | 2,148百万円 | 2,222百万円 | 3.4% | 1,847百万円 | ▲16.9% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
2,562円 | 2,649円 | 3.4% | 2,202円 | ▲16.9% |
1口当たり利益超過分配金 | 226円 | 171円 | ▲24.3% | 298円 | 74.3% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
2,788円 | 2,820円 | 1.1% | 2,500円 | ▲11.3% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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