(2025/09/16)
サムティ・レジデンシャル投資法人が、第20期(2025年7月期)決算を発表した。 第20期は、「S-FORT高崎」等3物件を売却した。前期に取得した物件が通期寄与したが、物件売却益の減少や原状回復費の増加により、前期比16.3%減益。減価償却費の16.6%の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は2,808円と、前期比9.9%減となった。 期末のポートフォリオは188物件、資産規模(取得額合計)は1,696億円、有利子負債比率は51.3%。 併せて「S-RESIDENCE横濱吉野町」を取得することを発表した。物件は、横浜市営地下鉄吉野町駅より徒歩2分に位置する、2022年竣工、11階建の単身者向けマンション。取得額は7.3億円。 第21期(2026年1月期)は、上記物件を含む10物件を取得。「S-FORT福岡東」等9物件を売却する。物件売却益1,217百万円が寄与し、前期比42.1%増益を見込む。147百万円を内部留保とし、更に売却益計上に伴い利益超過分配を行わず、1口当たり分配金は3,495円と前期比24.5%増となる見通し。 第22期(2026年7月期)は、前期に取得した物件が通期寄与するが、前期の物件売却益がなくなるため、前期比40%減益を見込む。内部留保より147百万円を取り崩し、更に減価償却費の17.3%の利益超過分配を行い、1口当たり分配金は2,600円と前期予想比25.6%減となる見通し。 引き続きスポンサーサポートを活用し、中期目標である資産規模2,000億円を目指す。また継続的な物件入替えにより収益向上と築年数の低下、含み益の実益化を図る。
第20期実績 | 第21期予想 | 前期比 | 第22期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 6,214百万円 | 6,995百万円 | 12.6% | 5,909百万円 | ▲15.5% |
当期利益 | 2,201百万円 | 3,128百万円 | 42.1% | 1,876百万円 | ▲40.0% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
2,582円 | 3,495円 | 35.4% | 2,373円 | ▲32.1% |
1口当たり 利益超過分配金 |
226円 | 0円 | ▲100.0% | 227円 | - |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
2,808円 | 3,495円 | 24.5% | 2,600円 | ▲25.6% |
<取得> | |||||
物件名称 | S-RESIDENCE横濱吉野町 | ||||
所在地 | 神奈川県横浜市南区 | ||||
取得金額 | 730百万円 | ||||
鑑定NOI利回り | 4.2% | ||||
還元利回り | 3.8% | ||||
竣工時期 | 2022年8月23日 | ||||
取得日 | 2025年9月30日 | ||||
売主 | 非開示 |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
---|---|---|
2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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