(2020/09/15)
サムティ・レジデンシャル投資法人が、第10期(2020年7月期)決算を発表した。 第10期は、「S-FORT静岡天王町」「S-FORT船橋roots」を取得、「S-FORT京都西大路」を売却した。賃貸収入は増加するが、固都税、リーシング費用、資産運用報酬の増加により、前期比3.4%減益。減価償却費の30%相当の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は2,834円となった。 繁忙期である3月~4月に緊急事態宣言の影響を受け、稼働率が例年より低下したが、6月以降回復基調にある。 期末のポートフォリオは118物件、資産規模(取得額合計)は1,100億円、有利子負債比率は50.9%。 第11期(2021年1月期)は、スポンサーを割当先とする第三者割当増資を行い、「S-FORT大阪同心」等、地方都市を中心に住宅10物件を取得。 前期の物件売却益がなくなるが、賃貸収益の増加、消費税還付金150百万円計上により、前期比14.2%増益を見込む。投資口数が7.9%増加するも、1口当たり利益分配金は5.9%増となる。減価償却費の27%相当の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は2,933円となる見通し。 第12期(2021年7月期)は、固都税やリーシング費用の増加、前期の消費税還付金がなくなることから、前期予想比9.6%減益を見込む。減価償却費の30%相当の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は2,725円となる見通し。
第10期実績 | 第11期予想 | 前期比 | 第12期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 3,900百万円 | 4,040百万円 | 3.6% | 4,124百万円 | 2.1% |
当期利益 | 1,448百万円 | 1,653百万円 | 14.2% | 1,495百万円 | ▲9.6% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
2,443円 | 2,586円 | 5.9% | 2,339円 | ▲9.6% |
1口当たり利益超過分配金 | 391円 | 347円 | ▲11.3% | 386円 | 11.2% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
2,834円 | 2,933円 | 3.5% | 2,725円 | ▲7.1% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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