(2018/03/15)
サムティ・レジデンシャル投資法人が、第5期(平成30年1月期)決算を発表した。 第5期における物件取得はなし。賃貸収入や礼金の減少により減収となるが、修繕費やテナント募集費用の減少等により、前期比1%増益。減価償却費の31.6%相当額を利益超過分配とし、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は2,675円となった。 期末のポートフォリオは49物件、資産規模(取得額合計)は515億円、有利子負債比率は51.4%。 第6期(平成30年7月期)は、サムティ及び大和証券グループ本社を割当先とする第三者割当増資を行い、レジデンス33物件を取得。併せて資産運用会社の株主に大和証券グループ本社が加わり、サブスポンサーとなった。 レジデンス33物件の賃貸収益が寄与し前期比60%増益となるが、投資口数61.3%により、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は2,670円と前期を0.2%下回る見通し。 第7期(平成31年1月期)は、非繁忙期に伴い営業利益ベースでは減益を見込むが、前期に発生する融資関連費用がなくなるため、当期純利益は前期予想比1.5%増、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は2,700円となる見通し。 今後は、サブスポンサーとなった大和証券の金融市場におけるネットワークや情報量を活用する意向。また資産規模815億円になったことから、格付けの取得や資産規模1,000億円を目指す。
第5期実績 | 第6期予想 | 前期比 | 第7期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 1,834百万円 | 2,869百万円 | 56.4% | 2,851百万円 | ▲0.6% |
当期利益 | 619百万円 | 993百万円 | 60.4% | 1,008百万円 | 1.5% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金を含まない) |
2,191円 | 2,175円 | ▲0.7% | 2,207円 | 1.5% |
1口当たり 利益超過分配金 |
484円 | 495円 | 2.3% | 493円 | ▲0.4% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金を含む) |
2,675円 | 2,670円 | ▲0.2% | 2,700円 | 1.1% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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