(2018/05/17)
ケネディクス商業リート投資法人が、第6期(平成30年3月期)決算を発表した。 第6期は「オオゼキときわ台店」を取得。前期に取得した物件が通期寄与し、前期比2.3%増益、1口当たり分配金は6,255円となった。 期末のポートフォリオは52物件、資産規模(取得額合計)は2,061億円、有利子負債比率は42.9%。 第7期(平成30年9月期)は「コナミスポーツクラブ渋谷」「コストコホールセール札幌倉庫店」を取得する一方、「ケーズデンキ中川富田店(底地)」を売却。また「MONA新浦安」の大規模リニューアル工事を実施する。 物件売却益214百万円が発生するが、リニューアル工事に伴う賃料収入減、固都税の増加等により前期比0.3%減益を見込み、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は6,245円と前期を0.2%下回る見通し。 第8期(平成31年3月期)は、リニューアル完了により賃貸収益は増加するが、前期の物件売却益がなくなるため、前期予想比0.2%減益を見込み、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は6,230円となる見通し。 併せて、物流施設への投資を行うことを発表。昨今のEコマースの進出に伴い商業施設を取り巻く環境変化や、物流施設との役割が共有される環境にあることから、6月に開催予定の投資主総会の承認を条件に、ポートフォリオの20%以下の範囲で中小規模の物流施設を組み入れる方針に変更する予定。 更に今後は、収益力の低い物件の売却、資産運用報酬体系の変更、自己投資口取得へ向けた環境整備を行うことによって、1口当たり分配金及びNAVの成長を強く意識した運用へ転換している意向。
第6期実績 | 第7期予想 | 前期比 | 第8期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 8,126百万円 | 8,463百万円 | 4.1% | 8,217百万円 | ▲2.9% |
当期利益 | 3,175百万円 | 3,165百万円 | ▲0.3% | 3,157百万円 | ▲0.3% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
6,255円 | 6,235円 | ▲0.3% | 6,220円 | ▲0.2% |
1口当たり利益超過分配金 | 0円 | 10円 | - | 10円 | 0.0% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
6,255円 | 6,245円 | ▲0.2% | 6,230円 | ▲0.2% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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