(2023/12/15)
トーセイ・リート投資法人が、第18期(2023年10月期)決算を発表した。 第18期における物件取得はなし。スポンサーであるトーセイを割当先とする第三者割当増資を行い、借入金の期限前弁済に充て、有利子負債比率を引き下げた。 オフィスの稼働が回復し、ポートフォリオ全体の期末稼働率は96.5%と前期より0.1ポイント上昇。これにより前期比1.5%増益。投資口数が0.9%増加するも、1口当たり分配金は3,706円と前期比0.7%増となった。 期末のポートフォリオは60物件、資産規模(取得額合計)は790億円、有利子負債比率は47.7%。 第19期(2024年4月期)は、ポートフォリオ全体の期末稼働率を95.3%と保守的に設定し、前期より1.2ポイント低下する想定。これにより前期比3.5%減益を見込む。内部留保より12百万円を取り崩すも、1口当たり分配金は3,610円と前期比2.6%減となる見通し。 第20期(2024年10月期)は、ポートフォリオ全体の期末稼働率が95.5%と前期予想より0.2ポイント上昇する想定。賃貸事業収支が改善する一方、投資主総会費用や金利コストの増加により、前期予想比0.4%減益を見込むが、内部留保より16百万円を取崩し、1口当たり分配金は3,610円と前期予想と同額となる見通し。
第18期実績 | 第19期予想 | 前期比 | 第20期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 3,521百万円 | 3,515百万円 | ▲0.2% | 3,501百万円 | ▲0.4% |
当期利益 | 1,351百万円 | 1,304百万円 | ▲3.5% | 1,299百万円 | ▲0.4% |
分配金総額 | 1,351百万円 | 1,316百万円 | ▲2.6% | 1,315百万円 | ▲0.1% |
1口当たり分配金 | 3,706円 | 3,610円 | ▲2.6% | 3,610円 | 0.0% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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