(2023/08/17)
日本リート投資法人が、第22期(2023年6月期)決算を発表した。 第22期は、「メゾン西馬込」を取得、「ANTEX24ビル」「イヌザキマンションエヌ・ワン」を売却した。ポートフォリオの71.4%を占めるオフィスの期末賃料稼働率は96.7%と前期より1.5ポイント上昇した。これにより前期比増収となったが、修繕費や固都税の増加により、前期比0.1%減益、1口当たり分配金は8,381円となった。 期末のポートフォリオは105物件、資産規模(取得額合計)は2,526億円、有利子負債比率は48.2%。 第23期(2023年12月期)は、「プラウランド堀田」等、住宅6物件を取得。オフィスの期末賃料稼働率は95.4%と前期より1.3ポイント低下する想定。新規物件の賃貸収入が寄与するが、リーシング費用の増加やリファイナンスによる金利上昇を想定し、前期比2.6%減益を見込み、1口当たり分配金は8,166円となる見通し。 第24期(2024年6月期)は、オフィスの期末賃料稼働率が97.4%と前期予想より2.0ポイント上昇する想定。これにより前期予想比3.4%増益を見込み、1口当たり分配金は8,440円となる見通し。 なお、投資方針を一部変更することを発表した。昨年11月にメインスポンサーとなったSBIグループの元、オフィス・住宅・商業施設を中心とする投資方針を維持しながら、その他の用途(ヘルスケア施設・ホテル・物流施設等)にも投資対象を拡大する(但し、9月開催の投資主総会の承認を条件とする)。 引き続き物件入替えによりポートフォリオを強化しながら、公募増資を伴う物件取得で資産規模3,000億円を目指す。
第22期実績 | 第23期予想 | 前期比 | 第24期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 8,865百万円 | 8,579百万円 | ▲3.2% | 8,621百万円 | 0.5% |
当期利益 | 3,771百万円 | 3,674百万円 | ▲2.6% | 3,797百万円 | 3.3% |
1口当たり分配金 | 8,381円 | 8,166円 | ▲2.6% | 8,440円 | 3.4% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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