(2019/02/18)
日本リート投資法人が、第13期(2018年12月期)決算を発表した。 第13期は、投資口の追加発行を行い「藤和神田錦町ビル」等21物件を取得。これによる賃貸収益が寄与し、前期比15.3%増益。投資口数が14.8%増加するも、1口当たり分配金は8,536円と、前期を0.4%上回った。 期末のポートフォリオは87物件、資産規模(取得額合計)は2,479億円、有利子負債比率は46.9%。 併せて物件の入替えを発表した。取得する物件は「天翔御茶ノ水ビル」等4物件、取得額は計70.4億円。 一方、売却する物件は「FORECAST飯田橋」「マイアトリア名駅」の2物件、売却額は計72.72億円。 FORECAST飯田橋は、隣地を所有する清水建設に売却。代替物件として「亀戸アイマークビル」を取得するとともに、FORECAST飯田橋を建替え後の物件の優先交渉権を取得する。 マイアトリア名駅は、リニア中央新幹線の計画地に当たるため、将来的な収用に事前に対応する。 なお、2物件の売却に伴い、売却益492百万円が発生する。 第14期(2019年6月期)は、修繕費や固都税が増加する一方、既存物件の賃料増加、物件売却益計上により、前期比11.2%増益を見込み、1口当たり分配金は9,486円となる見通し。 第15期(2019年12月期)は、前期の物件売却益がなくなるため、前期予想比8.7%減益を見込み、1口当たり分配金は8,657円となる見通し。 引き続き、今後3~4年を目処に1口当たり分配金9,000円を目指す。
第13期実績 | 第14期予想 | 前期比 | 第15期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 8,458百万円 | 8,983百万円 | 6.2% | 8,579百万円 | ▲4.5% |
当期利益 | 3,839百万円 | 4,268百万円 | 11.2% | 3,895百万円 | ▲8.7% |
1口当たり分配金 | 8,536円 | 9,486円 | 11.1% | 8,657円 | ▲8.7% |
<取得> | |||||
物件名称 | 所在地 | 取得金額 | 還元利回り | 鑑定NOI利回り | 売主 |
天翔御茶ノ水ビル | 東京都千代田区神田淡路町 | 1,800百万円 | 3.70% | 3.87% | 非開示 |
亀戸アイマークビル | 東京都江東区亀戸 | 2,580百万円 | 4.40% | 4.73% | 清水建設(株) |
ラピュタ九条 | 大阪府大阪市西区九条南 | 1,480百万円 | 4.30% | 4.77% | 非開示 |
イヌザキマンション エヌ・ワン | 大阪府東大阪市長田中 | 1,180百万円 | 4.60% | 5.34% | 非開示 |
合計 | 7,040百万円 | ||||
<売却> | |||||
物件名称 | 所在地 | 売却額 | 簿価 | 差額 (売却額-簿価) |
売却先 |
FORECAST飯田橋 | 東京都千代田区飯田橋 | 5,490百万円 | 5,392百万円 | 98百万円 | 清水建設(株) |
マイアトリア名駅 | 愛知県名古屋市中村区 | 1,782百万円 | 1,226百万円 | 556百万円 | 非開示 |
合計 | 7,272百万円 | 6,618百万円 | 654百万円 |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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