(2021/04/14)
ヒューリックリート投資法人が、第14期(2021年2月期)決算を発表した。 第14期は、物件入替えを進め、「ヒューリック八王子ビル」等2物件を取得する一方、「ヒューリック日本橋本町一丁目ビル」等3物件を売却した。これによる賃貸収益の増加、物件売却益945百万円が寄与し、前期比7.0%増益。感染再拡大による今後の減配リスクへの備えとして、業績予想に対する上振れ121百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は4,052円となった。 期末のポートフォリオは58物件、資産規模(取得額合計)は3,503億円、有利子負債比率は46.1%。 第15期(2021年8月期)は、オフィスの解約により平均稼働率が前期の99.6%から98.7%へ低下を想定。投資口の追加発行を行い「ヒューリック上野ビル」等2物件を取得する一方、「品川シーズンテラス」等2物件を売却する。 売却した物件の賃貸収益の減少、物件売却益の減少により前期比10.4%減益を見込む。物件売却益のうち70百万円を内部留保とし、更に投資口数が3.1%増加するため、1口当たり分配金は3,550円と前期比12%減となる見通し。有利子負債比率は45%へ低下する。 第16期(2022年2月期)は、前期の物件売却益がなくなるため、前期予想比4.2%減益を見込み、1口当たり分配金は3,450円となる見通し。
第14期実績 | 第15期予想 | 前期比 | 第16期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 11,170百万円 | 10,443百万円 | ▲6.5% | 9,865百万円 | ▲5.5% |
当期利益 | 5,437百万円 | 4,873百万円 | ▲10.4% | 4,668百万円 | ▲4.2% |
分配金総額 | 5,316百万円 | 4,804百万円 | ▲9.6% | 4,668百万円 | ▲2.8% |
1口当たり分配金 | 4,052円 | 3,550円 | ▲12.4% | 3,450円 | ▲2.8% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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