ヒューリックリート投資法人

ヒューリックリート投資法人が投資口追加発行、物件入替え、業績予想を修正

(2021/03/26)

ヒューリックリート投資法人が、投資口の追加発行を行う。公募増資は1年半ぶり。 発行口数は39,000口、オーバーアロットメントによる売出口数は2,000口。これにより発行後の投資口数は3.1％増の1,353,000口となる予定。 調達額は67億円を見込み、併せて発表した物件の取得資金に充当する。 取得する物件は、オフィスビルと老人ホームの計2物件、取得額は計74.4億円。 「ヒューリック上野ビル」は、地下鉄上野広小路駅より徒歩3分に位置する、1986年竣工、8階建、銀行店舗として利用されている。 「ヒューリック調布」は、京王線調布駅より徒歩5分に位置する、2017年竣工、8階建、老人ホームを中心に薬局・クリニックとして利用されている。 併せて「品川シーズンテラス」を売却する。売却額は62.8億円。簿価との差額は359百万円となり売却益が発生する。本売却持分は他の共有持分と併せ同日プレミア投資法人が取得する。 これに伴い業績予想を修正。 第14期（2021年2月期）は、コロナ禍に伴う賃料減免が想定を下回ったことから、10月に公表した業績予想に対し2.1％増額を見込む。一方、賃料減免の協議が継続している点や感染再拡大の影響を想定し、112百万円を内部留保するため、1口当たり分配金は4,052円と変更なし。 上記公募増資及び物件取得売却が反映される第15期（2021年8月期）は、上記取得2物件の賃貸収益、売却物件の売却益を反映し、前回予想比7.6％増益を見込む。売却益のうち69百万円を内部留保し、投資口数が増加するも、1口当たり分配金は3,550円と2.8％増となる見通し。 更に第16期（2022年2月期）業績予想を公表した。新規2物件が通期寄与するが、前期の物件売却益がなくなるため、前期予想比4.2％減益を見込み、1口当たり分配金は3,450円となる見通し。