(2018/10/12)
ヒューリックリート投資法人が、第9期(2018年8月期)決算を発表。 第9期は、「ヒューリック銀座7丁目ビル」「ヒューリック志村坂上」を取得、「リーフみなとみらい」底地を一部売却。これにより賃貸収益が増加したが、物件売却益が減少したため、前期比4.1%減益、1口当たり分配金は3,643円となった。 期末のポートフォリオは46物件、資産規模(取得額合計)は2,714億円、有利子負債比率は43.5%。 併せて投資口の追加発行を行う。公募増資は1年ぶり。 発行口数は134,200口、オーバーアロットメントによる売出口数は6,800口。これにより発行後の投資口数は12.7%増の1,251,000口となる予定。 調達額は219億円を見込み、併せて発表した物件の取得資金に充当する。 新たに取得する物件は「ヒューリック神谷町ビル」の追加取得等、都内のオフィスビル3物件、取得額は計252億円。これによりポートフォリオ全体の規模は9%増の3,045億円となる。 第10期(2019年2月期)は、上記3物件を含め5物件を取得、「リーフみなとみらい」底地の残り持分を売却。これにより前期比6.7%増益を見込む。投資口数の増加に伴い、1口当たり分配金は3,450円と前期を5.3%下回る見通し。 第11期(2019年8月期)は、固都税の増加により、前期予想比2.9%減益を見込み、1口当たり分配金は3,350円となる見通し。 有利子負債比率は、第10期及び第11期ともに約43%程度を見込む。
第9期実績 | 第10期予想 | 前期比 | 第11期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 8,101百万円 | 8,840百万円 | 9.1% | 8,872百万円 | 0.4% |
当期利益 | 4,043百万円 | 4,316百万円 | 6.8% | 4,191百万円 | ▲2.9% |
1口当たり分配金 | 3,643円 | 3,450円 | ▲5.3% | 3,350円 | ▲2.9% |
<取得> | |||||
物件名称 | 所在地 | 取得金額 | 還元利回り | 鑑定NOI利回り | 売主 |
ヒューリック神谷町ビル(追加) | 東京都港区 | 18,500百万円 | 3.50% | 3.68% | ヒューリック(株) |
ヒューリック日本橋本町一丁目ビル | 東京都中央区 | 3,980百万円 | 4.10% | 4.47% | 非開示 |
番町ハウス | 東京都千代田区 | 2,750百万円 | 3.80% | 4.18% | ヒューリック(株) |
合計 | 25,230百万円 |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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