(2023/03/17)
イオンリート投資法人が、第20期(2023年1月期)決算を発表した。 第20期における物件取得はなし。修繕費の減少により経常利益ベースでは前期比0.3%増益となったが、前期に発生した地震の保険金収入がなくなったことにより、当期利益は前期比2.4%減。10百万円を内部留保するも、1口当たり分配金は3,283円と前期比0.3%増となった。 期末のポートフォリオは47物件、資産規模(取得額合計)は4,470億円、有利子負債比率は41.3%。 第21期(2023年7月期)は、投資口の追加発行を行い「イオンモール和歌山」「イオンモール都城駅前」を取得。これにより前期比4.4%増益を見込む。借地権償却費相当の96百万円を内部留保より取崩し、投資口数が3.9%増加するも、1口当たり分配金は3,350円と前期比2%増となる見通し。 第22期(2024年1月期)は、運用報酬やファイナンス費用が増加するが、減価償却費の減少により、当期利益は前期予想と同水準を見込む。借地権償却費相当の96百万円を内部留保より取崩し、1口当たり分配金は3,350円と前期予想と同額となる見通し。 増資後の資産規模は4,683億円、1口当たり巡航分配金は3,335円となった。引き続き中期目標である資産規模6,000億円、1口当たり巡航分配金3,600円を目指す。
第20期実績 | 第21期予想 | 前期比 | 第22期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 19,987百万円 | 20,959百万円 | 4.9% | 20,957百万円 | ▲0.0% |
当期利益 | 6,724百万円 | 7,019百万円 | 4.4% | 7,020百万円 | 0.0% |
分配金総額 | 6,711百万円 | 7,115百万円 | 6.0% | 7,116百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 | 3,283円 | 3,350円 | 2.0% | 3,350円 | 0.0% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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