(2021/09/14)
イオンリート投資法人が、第17期(2021年7月期)決算を発表した。 第17期は、「イオンモール直方」の敷地を追加取得する一方、「イオンモール大和郡山」の敷地を一部売却した。イオンモール新利府のリニューアルに伴う一時的な賃料減額、期中に発生した地震による修繕工事により、前期比1.6%減益となった。一時的な減益に対し内部留保より124百万円を取崩し、1口当たり分配金は3,200円と当初予想を達成した。 期末のポートフォリオは43物件、資産規模(取得額合計)は3,967億円、有利子負債比率は41.4%。 第18期(2022年1月期)は、投資口の追加発行を行い「イオンモール高崎」等4物件を取得。これにより前期比13%増益を見込む。定期借地権償却費相当額149百万円を内部留保より取崩し、投資口数が9.1%増加するも、1口当たり分配金は3,315円と前期比3.6%増となる見通し。 第19期(2022年7月期)は、新規4物件が通期寄与する一方、固都税の増加により、前期予想比0.2%減益を見込む。定期借地権償却費相当額69百万円を内部留保より取崩し、1口当たり分配金は3,270円となる見通し。 今後の分配方針として、一時的な損失等により分配金が減少する場合、内部留保を活用するが、内部留保がなくなった場合は、一時的又は継続的に利益超過分配を行い、分配金を維持する方針。 引き続き1口当たり巡航分配金3,300円、資産規模5,000億円を目指す。
第17期実績 | 第18期予想 | 前期比 | 第19期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 17,696百万円 | 19,890百万円 | 12.4% | 19,918百万円 | 0.1% |
当期利益 | 5,869百万円 | 6,635百万円 | 13.1% | 6,621百万円 | ▲0.2% |
分配金総額 | 5,994百万円 | 6,784百万円 | 13.2% | 6,690百万円 | ▲1.4% |
1口当たり分配金 | 3,200円 | 3,315円 | 3.6% | 3,270円 | ▲1.4% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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