(2017/07/24)
日本プロロジスリート投資法人が、第9期(平成29年5月期)決算を発表した。 第9期は、投資口の追加発行を行い「プロロジスパーク神戸2」等3物件を取得、「プロロジスパーク舞洲4」を売却した。金利スワップ解約精算金2,392百万円が発生する一方、賃貸収益の増加や物件売却益4,836百万円が寄与し、前期比30%増益。投資口数が3.5%増加するも、利益超過分配を行わず、1口当たり分配金は4,628円と前期を10%上回った。 期末のポートフォリオは35物件、資産規模(取得額合計)は4,663億円、有利子負債比率は39.0%。 併せて、投資口の追加発行を行うことを発表した。公募増資は2期連続となる。 発行口数は143,430口、オーバーアロットメントによる売出口数は7,170口。これにより発行後の投資口数は7.9%増の2,056,950口となる予定。 調達額は約339億円を見込み、併せて発表した物件取得の借入返済に充当する。 新たに取得する物件は「プロロジスパーク習志野5」「プロロジスパーク茨木」「プロロジスパーク古河2」の3物件、取得額は計558億円。 これによりポートフォリオ全体の規模は12%増の5,167億円となり、有利子負債比率は36.9%となる見込み。 第10期(平成29年11月期)は、上記3物件の賃貸収益に加え「プロロジスパーク多賀城」の売却益2,069百万円計上により、前期比7.8%を見込む。利益超過分配を行わず、1口当たり分配金は4,625円となる見通し。 第11期(平成30年5月期)は、前期の物件売却益がなくなるため、前期予想比18.9%減益を見込む。当期減価償却費の28.5%を利益超過分配とし、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は4,292円と、前期予想比7.2%減となる見通し。
第9期実績 | 第10期予想 | 前期比 | 第11期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 21,253百万円 | 19,326百万円 | ▲9.1% | 17,708百万円 | ▲8.4% |
当期利益 | 8,822百万円 | 9,512百万円 | 7.8% | 7,712百万円 | ▲18.9% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
4,628円 | 4,625円 | ▲0.1% | 3,749円 | ▲18.9% |
1口当たり利益超過分配金 | 0円 | 0円 | - | 543円 | - |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
4,628円 | 4,625円 | ▲0.1% | 4,292円 | ▲7.2% |
<取得> | |||||
物件名称 | 所在地 | 取得金額 | 還元利回り | 売主 | |
プロロジスパーク習志野5 | 千葉県習志野市東習志野 | 13,600百万円 | 4.40% | 白馬特定目的会社 | |
プロロジスパーク茨木 | 大阪府茨木市彩都あかね | 38,300百万円 | 4.40% | 茨木特定目的会社 | |
プロロジスパーク古河2 | 茨城県古河市北利根 | 3,930百万円 | 4.90% | 月山特定目的会社 | |
合計 | 55,830百万円 |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
---|---|---|
2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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