(2024/07/18)
アクティビア・プロパティーズ投資法人が、第25期(2024年5月期)決算を発表した。 第25期は、「A-FLAG骨董通り」を売却した。オフィスの実質的な賃料発生稼働率は93.6ポイントと前期末より4.2ポイント改善、都内のオフィスについては、更改及び入替えともに賃料増額率がプラスに転じた。更にホテルや商業施設の歩合賃料の増加により、賃貸収益は増加したが、物件売却益が減少したため、前期比14%減益。自己投資口の消却により投資口数が1.9%減少したが、1口当たり分配金は9,365円と前期比2.6%減となった。 期末のポートフォリオは45物件、資産規模(取得額合計)は5,418億円、有利子負債比率は47.3%。 第26期(2024年11月期)は、オフィスの実質的な賃料発生稼働率が97.7%と更に4.1ポイント改善する想定だが、前期の物件売却益がなくなること、固都税や支払利息の増加により、前期比11.8%減益を見込む。内部留保より823百万円を取り崩すも、1口当たり分配金は9,300円と0.7%減となる見通し。 第27期(2025年5月期)は、オフィスの賃料やホテルの歩合賃料の増加により、前期予想比2.5%増益を見込む。内部留保取崩額を182百万円に減額し、1口当たり分配金は8,700円と前期予想比6.5%減となる見通し。 前期の決算発表時に、分配金下限目標を第26期までは物件売却益を活用し9,300円を維持すること、第27期以降は8,700円~9,300円の範囲で再検討することを示していたが、今回改めて第27期(2025年5月期)~第30期(2026年11月期)の分配金下限目標を8,700円に設定。長期的な安定配当のためには売却益を反映しない巡航ベースの分配金水準を下限目標とすることを発表した。
第25期実績 | 第26期予想 | 前期比 | 第27期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 15,910百万円 | 15,525百万円 | ▲2.4% | 15,597百万円 | 0.5% |
当期利益 | 7,416百万円 | 6,543百万円 | ▲11.8% | 6,708百万円 | 2.5% |
分配金総額 | 7,418百万円 | 7,366百万円 | ▲0.7% | 6,890百万円 | ▲6.5% |
1口当たり分配金 | 9,365円 | 9,300円 | ▲0.7% | 8,700円 | ▲6.5% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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