(2018/11/30)
アクティビア・プロパティーズ投資法人(API)が、投資口の追加発行を行う。公募増資は1年ぶり。 発行口数は67,320口、オーバーアロットメントによる売出口数は5,200口。これにより発行後の投資口数は10.4%増の771,224口となる予定。 調達額は318億円を見込み、物件取得資金に充当する。 併せて、スポンサーである東急不動産グループと物件入替えを行うことを発表した。 APIが取得する物件は、東急プラザ銀座(底地)等3物件、取得額は計705億円。一方、売却する物件は港区赤坂にある商業施設。売却額は37.5億円。簿価との差額は688百万円。第15期(2019年5月期)及び第16期(2019年11月期)の2期に分割して売却する。 本物件入替後のポートフォリオの規模は15%増の4,989億円となる。 これらに伴い、第15期(2019年5月期)業績予想を修正した。上記3物件取得、物件売却益338百万円が寄与し、7月に公表した業績予想に対し14.7%増益を見込む。投資口数が増加するも、1口当たり分配金は9,878円と4%上回る見通し。 また第16期(2019年11月期)業績予想を発表。固都税や支払利息が増加する一方、上記3物件の通期稼働、物件売却益341百万円が寄与し、前期予想比0.3%増益を見込み、1口当たり分配金は9,905円となる見通し。 有利子負債比率は、第15期末及び第16期末ともに45.4%を見込む。
<取得> | |||||
物件名称 | 所在地 | 取得金額 | 還元利回り (底地は割引率) |
想定NOI 利回り |
売主 |
東急プラザ銀座(底地) | 東京都中央区 | 37,500百万円 | 2.50% | 2.54% | 合同会社スペードハウス |
キュープラザ原宿 | 東京都渋谷区 | 13,200百万円 | 3.00% | 3.09% | 東急不動産(株) |
EDGE心斎橋 | 大阪府大阪市中央区 | 19,800百万円 | 3.80% | 4.22% | (有)ジャック |
合計 | 70,500百万円 | ||||
<売却> | |||||
物件名称 | 所在地 | 売却額 | 簿価 | 差額 (売却額-簿価) |
売却先 |
A-FLAG赤坂 | 東京都港区 | 3,750百万円 | 3,062百万円 | 688百万円 | 合同会社オーブ |
第15期予想 | (修正前) | 増減率 | |||
営業収益 | 14,771百万円 | 13,431百万円 | 10.0% | ||
当期利益 | 7,618百万円 | 6,639百万円 | 14.7% | ||
1口当たり分配金 | 9,878円 | 9,502円 | 4.0% | ||
第16期予想 | (第15期予想) | 増減率 | |||
営業収益 | 15,383百万円 | 14,771百万円 | 4.1% | ||
当期利益 | 7,639百万円 | 7,618百万円 | 0.3% | ||
1口当たり分配金 | 9,905円 | 9,878円 | 0.3% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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