(2018/08/20)
MCUBS MidCity投資法人が、第24期(2018年6月期)決算を発表した。 第24期は、投資口の追加発行を行い「USCビル」等都内のオフィスビル4物件を取得。これにより前期比15%増益。投資口数(分割後)が10.8%増加するも、1口当たり分配金は1,684円と前期(分割後換算)を3.8%上回った。 期末のポートフォリオは23物件、資産規模(取得額合計)は2,613億円、有利子負債比率は42.5%。 併せて物件入替えを発表した。取得する物件は、みなとみらい線馬車道駅に直結する、2003年竣工、27階建の「横浜アイランドタワー」、取得額は221億円、想定NOI利回りは4.1%。主要テナントである独立行政法人都市再生機構(UR)と長期契約を締結する。 一方、売却する物件は、大阪に位置する「松下IMPビル」と「MID REIT京橋ビル」、2物件の売却額は計287億円。これによりMID REIT京橋ビルの売却損4億円が発生する一方、松下IMPビルの売却益42億円が発生する。松下IMPビルは第25期(2018年12月期)及び第26期(2019年6月期)の2期に分割して売却する。 本物件入替えに伴い、東京圏割合が49.6%から59.2%へ上昇するとともに、ポートフォリオ全体のNOI利回り及び含み益が上昇する見込み。 第25期は、松下IMPビルの共有持分55%とMID REIT京橋ビルを売却。これによる売却損益差引き18億円計上により、前期比65%増益を見込む。物件売却益より434百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は2,520円となる見通し。 第26期は、松下IMPビル残り45%を売却。売却益19億円計上により、前期予想比5.7%増益を見込む。459百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は2,665円となる見通し。
第24期実績 | 第25期予想 | 前期比 | 第26期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 7,924百万円 | 10,780百万円 | 36.0% | 10,205百万円 | ▲5.3% |
当期利益 | 2,767百万円 | 4,576百万円 | 65.4% | 4,839百万円 | 5.7% |
分配金総額 | 2,767百万円 | 4,140百万円 | 49.6% | 4,378百万円 | 5.7% |
1口当たり分配金 | 1,684円 | 2,520円 | 49.6% | 2,665円 | 5.8% |
<取得> | |||||
物件名称 | 横浜アイランドタワー | ||||
所在地 | 神奈川県橫浜市中区本町 | ||||
取得金額 | 22,100百万円 | ||||
想定NOI利回り | 4.1% | ||||
還元利回り | 4.0% | ||||
竣工時期 | 2003年2月28日 | ||||
取得日 | 2018年9月14日 | ||||
売主 | 非開示 | ||||
<売却> | |||||
物件名称 | 松下IMPビル | ||||
所在地 | 大阪市中央区城見 | ||||
売却額 | 27,000百万円 | ||||
簿価(2018年6月末) | 22,434百万円 | ||||
差額(売却額-簿価) | 4,566百万円 | ||||
売却日 | 2018年9月5日、2019年3月8日 | ||||
売却先 | 非開示 | ||||
<売却> | |||||
物件名称 | MID REIT京橋ビル | ||||
所在地 | 大阪市都島区東野田町 | ||||
売却額 | 1,700百万円 | ||||
簿価(2018年6月末) | 2,063百万円 | ||||
差額(売却額-簿価) | -363百万円 | ||||
売却日 | 2018年9月4日 | ||||
売却先 | 非開示 |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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