(2020/12/15)
インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人が、第13期(2020年10月期)決算を発表した。 第13期における物件取得はなし。コロナ禍でも既存物件の賃料増額が寄与し、前期比0.3%増益、1口当たり分配金は410円となった。 期末のポートフォリオは19物件、資産規模(取得額合計)は2,293億円、有利子負債比率は49.3% 併せて自己投資口の取得を行うことを発表した。本投資法人における自己投資口の取得は2017年以来2回目となる。12月に売却したIBFプランニングビルの売却代金の一部を活用する。 取得する投資口数は上限140,000口(発行済投資口数の1.57%)、取得総額は上限14億円。第14期(2021年4月期)中に市場から買付け、消却する予定。 第14期(2021年4月期)は、IBFプランニングビルの売却益132百万円が寄与する一方、恵比寿プライムスクエア等のテナント退去による賃貸収入の減少に伴い、前期比2.6%減益を見込む。自己投資口の消却を行わない前提で、1口当たり分配金は399円となる見通し。なお、自己投資口の消却を行った場合、1口当たり分配金は4円増の403円となる見通し。 第15期(2021年10月期)は、前期の物件売却益の反動減、錦糸町プライムタワー等のテナント退去により、前期予想比9.0%減益を見込む。自己投資口の取得を行わない前提で、1口当たり分配金は362円となる見通し。自己投資口の消却を行った場合は、1口当たり366円となる見通し。 なお、新たに中期目標を設定。今後3~4年までに1口当たり分配金430円、資産規模3,000億円を目指す。
第13期実績 | 第14期予想 | 前期比 | 第15期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 8,865百万円 | 8,735百万円 | ▲1.5% | 8,476百万円 | ▲3.0% |
当期利益 | 3,645百万円 | 3,550百万円 | ▲2.6% | 3,230百万円 | ▲9.0% |
1口当たり分配金 | 410円 | 399円 | ▲2.7% | 362円 | ▲9.3% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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