(2017/06/12)
インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人(IOJ)が、第6期(平成29年4月期)決算を発表した。 第6期は「錦糸町プライムタワー」「アクア堂島東館」を取得する一方、「晴海トリトンZ棟」を売却。晴海トリトンの売却益784百万円が寄与し、前期比33%増益、1口当たり分配金は3,638円となった。 期末のポートフォリオは14物件、資産規模(取得額合計)は1,619億円、有利子負債比率は49.5%。 併せて、J-REIT初となる自己投資口の取得及び消却を行うことを発表した。6月12日現在IOJのNAV倍率は0.87倍と、投資口価格が1口当たりNAVを下回る割安な水準で推移する。効率的な手元資金の活用方法として自己投資口の取得及び消却を行い、1口当たり分配金の増加及び1口当たりNAVの向上を図る。取得する投資口数は上限10,000口(発行済投資口数の1.23%)、取得価額は上限8億円とし、6月13日~7月20日の間に市場から買付け、第7期中に消却する予定。 第7期(平成29年10月期)は、前期の物件入替えにより賃貸収益は増加するが、物件売却益がなくなるため、前期比20%減益を見込む。自己投資口取得の影響を反映しない場合、1口当たり分配金は2,879円となる見通し。なお、自己投資口取得を行った場合、1口当たり分配金は2,908円と試算し、29円増加する見通し。
第6期実績 | 第7期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 6,543百万円 | 6,186百万円 | ▲5.5% |
当期利益 | 2,966百万円 | 2,348百万円 | ▲20.8% |
1口当たり分配金 | 3,638円 | 2,879円 | ▲20.9% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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