(2016/04/14)
SIA不動産投資法人が、第5期(平成28年2月期)決算を発表した。第5期は、匿名組合出資を行い、グラスシティ元代々木の優先交渉権を取得。また運用会社の株主であるシンプレクス・インベストメント・アドバイザーズがみずほ信託銀行の傘下となったため、実質的なスポンサーがエートス・グループからみずほ信託銀行へ交代。水道光熱費の減少等により、前期比1.9%増益、1口当たり分配金は12,050円となった。期末のポートフォリオは19物件、資産規模(取得額合計)は743億円、有利子負債比率は51.6%。第6期(平成28年8月期)は、新スポンサーのパイプラインを活用し、大博多ビル及び名古屋伏見スクエアビルの優先交渉権を取得。旗艦物件である「Jタワー」のテナント退去により、前期比11.2%減益、1口当たり分配金は10,700円となる見通し。続く第7期(平成29年2月期)は、前期に計上する原状回復費収入がなくなるため、前期予想比3.7%減益を見込み、1口当たり分配金は10,300円となる見通し。計3物件(約229億円)の優先交渉権を保有しており、早期に資産規模1,000億円を目指す。
第5期実績 | 第6期予想 | 前期比 | 第7期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 3,019百万円 | 2,975百万円 | ▲1.5% | 2,882百万円 | ▲3.1% |
当期利益 | 904百万円 | 803百万円 | ▲11.2% | 773百万円 | ▲3.7% |
1口当たり分配金 | 12,050円 | 10,700円 | ▲11.2% | 10,300円 | ▲3.7% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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