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ユナイテッド・アーバン投資法人が第42期決算、物件入替えを発表
(2025/01/21)
ユナイテッド・アーバン投資法人が、第42期(2024年11月期)決算を発表した。 第42期は、「大阪ベイタワー」等3物件を取得する一方、「川崎東芝ビル」を売却した。 川崎東芝ビルの違約金収入や物件売却益969百万円が寄与し、前期比13.5%増益。646百万円を内部留保する一方、一時差異等調整積立金より77百万円を取り崩し、更に自己投資口の消却により投資口数が0.7%減少し、1口当たり分配金は3,937円と8.5%増となった。 期末のポートフォリオは140物件、資産規模(取得額合計)は7,030億円、有利子負債比率は45.0%。 併せて物件入替えを行う。 取得する物件は、「モレラ岐阜」等3物件、取得額は計56.48億円。一方、売却する物件は「ジョイパーク泉ヶ丘」、売却額は54億円。 第43期(2025年5月期)は、新規物件の収益、ホテルや商業施設の増収が寄与するが、売却した物件の減収や物件売却益の減少により、前期比6.5%減益を見込む。内部留保より323百万円と一時差異等調整積立金より77百万円をそれぞれ取崩し、更に自己投資口の消却により投資口数が0.4%減少し、1口当たり分配金は4,000円と前期比1.6%増となる見通し。 第44期(2025年11月期)は、前期の物件売却益やホテルの変動賃料の減少により、前期予想比9%減益を見込む。内部留保より323百万円と一時差異等調整積立金より77百万円をそれぞれ取崩し、1口当たり分配金は3,650円と前期予想比8.8%減となる見通し。 2025年~2027年の3年間で資産規模の約10%(約600~900億円)を売却を行い、物件売却益と賃料増額により、年間ベースの1口当たり分配金8,000円超を目標とする。
第42期実績 | 第43期予想 | 前期比 | 第44期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 28,209百万円 | 27,234百万円 | ▲3.5% | 26,452百万円 | ▲2.9% |
当期利益 | 12,680百万円 | 11,850百万円 | ▲6.5% | 10,778百万円 | ▲9.0% |
分配金総額 | 12,111百万円 | 12,250百万円 | 1.1% | 11,178百万円 | ▲8.8% |
1口当たり分配金 | 3,937円 | 4,000円 | 1.6% | 3,650円 | ▲8.8% |
<取得> | |||||
物件名称 | 所在地 | 取得金額 | 竣工時期 | 還元利回り (底地は割引率) |
売主 |
モレラ岐阜 | 岐阜県本巣市 | 1,800百万円 | 2006年4月 | 4.90% | 非開示 |
新潟錦町ショッピングセンター(敷地) | 新潟県新潟市 | 2,720百万円 | - | 3.50% | 非開示 |
リハビリホームボンセジュール北松戸 | 千葉県松戸市 | 1,128百万円 | 2016年9月 | 4.20% | 非開示 |
合 計 | 5,648百万円 | ||||
<売却> | |||||
物件名称 | 所在地 | 売却額 | 簿価 (2024/11末時点) |
売却額-簿価 | 売却先 |
ジョイパーク泉ヶ丘 | 大阪府堺市 | 5,400百万円 | 4,768百万円 | 632百万円 | 非開示 |
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