ヘルスケア＆メディカル投資法人が第20期決算、匿名組合出資持分の取得を発表

(2025/03/18)

ヘルスケア＆メディカル投資法人（HCM）が、第20期（2025年1月期）決算を発表した。 第20期は、「ツクイ・サンシャイン横浜戸塚」を取得した。これにより増収となったが、減価償却費や資産運用報酬の増加により、前期比2.9％減益。減価償却費の20％の利益超過分配を行い、1口当たり分配金（利益超過分配金含む）は3,183円となった。 期末のポートフォリオは54物件、資産規模（取得額合計）は827億円、有利子負債比率は50.6％。 併せて匿名組合出資持分を取得することを発表した。対象となる不動産は、「サニーライフ新琴似」等、有料老人ホーム6物件。6物件の鑑定価格は計80.98億円。HCMは匿名組合出資を行うとともに、6物件の優先交渉権を取得する。優先交渉期間は2030年3月末まで。 第21期（2025年7月期）は、前期に取得した物件が通期寄与するが、固都税、修繕費、支払利息等の増加により、前期比1.6％減益を見込む。減価償却費の20％の利益超過分配を行い、1口当たり分配金（利益超過分配金含む）は3,140円となる見通し。 第22期（2026年1月期）は、修繕費が減少する一方、支払利息の増加により、当期利益は前期と同水準となる見込み。減価償却費の20％の利益超過分配を行い、1口当たり分配金（利益超過分配金含む）は3,140円と前期予想と同額となる見通し。 引き続き中期目標である資産規模1,000億円を目指す。