さくら総合リート投資法人

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さくら総合リート投資法人が投資法人みらいとの合併計画を発表、スターアジア不動産投資法人はSSR主催の投資主総会開催の差止仮処分を申請

(2019/07/04)

さくら総合リート投資法人(SSR)及び投資法人みらいが、両者の合併へ向けた協議を進めていることを発表した。 投資法人みらいは、2016年12月上場、三井物産及びイデラキャピタルがスポンサーの総合型REITで、6月末時点の資産規模は1,431億円。仮に合併した場合の資産規模は単純合計で2,007億円となる。 8月30日に開催するSSR主催の投資主総会の際には、合併契約が締結済の予定であり、投資法人みらいとの合併契約の承認が主な議案となる予定。 併せて、スターアジアグループが招集する同日開催予定の投資主総会への対抗議案として、SSRのスポンサーであるガリレオグループが、①投資法人みらいのスポンサーである三井物産アセットマネジメントの代表者を執行役員に選任、②投資法人みらいの資産運用会社である三井物産・イデラパートナーズとの資産運用委託契約の締結、これら2つの議案を追加することを、スターアジアグループに請求した。 一方、スターアジアグループは、SSRが主催する投資主総会の開催を禁止する内容の差止仮処分を東京地裁に申請した。理由として、①議案の相反する投資主総会が同日に別々に開催されることは投資主の混乱を招くこと、②スターアジアグループのSSR投資主総会招集請求に対し、SSRが反対していたにも関わらず、招集許可が下りると、SSR自ら投資主総会の開催を発表したこと、③SSRが具体的議案を提示せずに投資主総会の開催を公表したことを挙げる。 また仮にSSR主催の投資主総会が開催された場合、SSRの資産運用報酬の低減、合併報酬の無償、スターアジアグループが提案する議案が否決されるまで第三者との合併議案を認めないとの規約変更をSSRに投資主提案した。 これに対し、SSRは、投資主総会の開催が適法であると反論。投資主に混乱を起こさないよう調整すること、適法性の担保のため関東財務局に総会検査役の選任を申請することを発表した。 今後の焦点は、SSRと投資法人みらいとの合併契約の内容と、スターアジアグループによる投資主総会開催に関する差止仮処分申請の結果の2点となる。

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