2006.08.07
投資法人は賃貸収益に特化した特殊な会社
投資法人が一般の不動産会社と一番大きく違うのは、「賃貸収益に特化した会社である」と言う点です。
例えば、総合不動産業大手3社と、J-REITの資産規模上位3社の収益割合を比較してみましょう。「大手町の大家」と言われる三菱地所でさえ、賃貸収益の比率は50%をやや超える程度です。三井不動産や住友不動産などは、マンションなどの分譲事業が最も高い比率を占めています。
もちろん、上場不動産会社の中には比較的賃貸に注力している会社もあります。例えばダイビルという会社はオフィスビルを主体として大阪・東京に20棟以上の物件を保有しており、マンション分譲などの業務はおこなっていませんので、J-REITに比較的近い企業と言えます。しかし、それでも賃貸事業での利益が86%あるほかに、不動産管理での収益も11%あります。
一方、J-REITの場合は業務範囲が限定されているため、ビルの管理業をおこなえません。
これは、もともと賃貸収益を投資家に還元する仕組みとしてJ-REITが設立されたためです。